□◆□…優嵐歳時記(2439)…□◆□

  やわらかき色を置きたり寒卵   優嵐

寒中に鶏が産んだ卵を「寒卵」といいます。この時期は鶏の産卵期にあたり、特に滋養に富んでいます。今ではスーパーで年中変わらず買えることからこの季語にいまひとつぴんとこないままでしたが、たまたま卵を入れてスケッチしていて、この言葉が浮かんできました。窓からの光をあびた卵殻の肌合いは卵しか持ち得ない形と質感です。

絵をまた描くようになってよかったな、と思うのは、身の回りにあるものをよく見るようになったことです。じっくり見ればいろいろなことに気がつきます。美しいものを発見するのにどこか特別なところへ出かけていく必要なんて無く、自分のものの見方を変えればいいのです。


<努力>
努力するのをやめることにした

こうしなさい
こうすべきです
こうしないとこまりますよ

こうしたほうがいいですよ
こうしたほうがとくですよ
こうしたらいいことがあります

こうしたら…

やめよう
いやなこと
好きじゃないこと
それを無理に飲み込む努力なんか
する必要はない


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