□◆□…優嵐歳時記(2439)…□◆□
やわらかき色を置きたり寒卵 優嵐
寒中に鶏が産んだ卵を「寒卵」といいます。この時期は鶏の産卵期にあたり、特に滋養に富んでいます。今ではスーパーで年中変わらず買えることからこの季語にいまひとつぴんとこないままでしたが、たまたま卵を入れてスケッチしていて、この言葉が浮かんできました。窓からの光をあびた卵殻の肌合いは卵しか持ち得ない形と質感です。
絵をまた描くようになってよかったな、と思うのは、身の回りにあるものをよく見るようになったことです。じっくり見ればいろいろなことに気がつきます。美しいものを発見するのにどこか特別なところへ出かけていく必要なんて無く、自分のものの見方を変えればいいのです。
<努力>
努力するのをやめることにした
こうしなさい
こうすべきです
こうしないとこまりますよ
こうしたほうがいいですよ
こうしたほうがとくですよ
こうしたらいいことがあります
こうしたら…
やめよう
いやなこと
好きじゃないこと
それを無理に飲み込む努力なんか
する必要はない
やわらかき色を置きたり寒卵 優嵐
寒中に鶏が産んだ卵を「寒卵」といいます。この時期は鶏の産卵期にあたり、特に滋養に富んでいます。今ではスーパーで年中変わらず買えることからこの季語にいまひとつぴんとこないままでしたが、たまたま卵を入れてスケッチしていて、この言葉が浮かんできました。窓からの光をあびた卵殻の肌合いは卵しか持ち得ない形と質感です。
絵をまた描くようになってよかったな、と思うのは、身の回りにあるものをよく見るようになったことです。じっくり見ればいろいろなことに気がつきます。美しいものを発見するのにどこか特別なところへ出かけていく必要なんて無く、自分のものの見方を変えればいいのです。
<努力>
努力するのをやめることにした
こうしなさい
こうすべきです
こうしないとこまりますよ
こうしたほうがいいですよ
こうしたほうがとくですよ
こうしたらいいことがあります
こうしたら…
やめよう
いやなこと
好きじゃないこと
それを無理に飲み込む努力なんか
する必要はない
コメント
コメント一覧 (2)
今朝の川越は久し振りの曇。
気温は2℃で、いつもほど寒くないです。
「寒卵」という季語を初めて知りました。
『広辞苑』にも冬の季語として載っていましたが、また一つ勉強になりました。
確かに光をあびた卵殻の肌合いには独得の質感がありますね。
優嵐さんの描いた絵を観るのが楽しみです。
「美」は、優嵐さんの書いたように「発見」されるものですが、身近のものに「美」を発見した優嵐さんは優れた才能を持っています。
以前にも書いた北宋の大詩人梅堯臣のようです。
<努力>には、大いに共感しました。
私も病気になってからは、いやなこと、好きでないことを無理にすることが大幅に減りました。
そういう肩の力を抜いた人生がどんなに素晴らしいものであるかを実感するようになりました。
優嵐さんの今日がよきものでありますように。
川越でも少しずつ春の足音が近づいてきているようですね。
梅堯臣の詩を読んでみたくなりました。今度図書館で探してみようと思います。
<努力>について、私たちは子どものころから「あれをしなさい、これをしなさい」と言われ続けて成長しますよね。もちろん、子どものときはがんばって身につけていかないといけないこともいっぱいあります。ただ、いつかそういうやり方を離れる時期が必要だと感じるのです。全員が同じ事をする必要はありません。ある部分まで成長すれば、あとはその人が得意なことに特化して進む方がいい。兎が空を飛ぶことを覚える必要がないように。「好き嫌い」というのは、その人に「自分は何か」、を教えてくれる重要な指標じゃないか、と思います。親兄弟だってそれは全部違う。嫌なことを無理してやるからストレスまみれになる…、そう思います。