□◆□…優嵐歳時記(2445)…□◆□

   眠る山川も眠りて流れおり   優嵐

冬の山のことを季語で「眠る山」とも言います。落葉しつくした山が静かに眠っているように見える、と山を擬人化しています。雪山など雪の布団にくるまってぐっすり熟睡中といえます。今は川も水量が減り、流れがおとなしく、こちらも眠っているようです。

気温の低い日が続いています。土曜日は少し風もありました。山頂に立つと眼下に広がる播州平野は見事なまでの枯れ色です。散歩をしながら句が浮かんだり、詩の断片が浮かんだりします。それらはケータイにメモしておきます。浮かんだときに尻尾をつかまえておかないと、どこかへ行ってしまいます。

土曜日は、絵のことでふと思いついたことがあり、家に戻ってやってみました。それをデジカメで撮影していて----ブログの絵はデジカメで撮影し、フォトショップで明るくした後、アップしています---あることに気がつきました。

アナログの絵をデジタル化してアップするには、スキャナを使う方法とデジカメで撮影する方法、大きく分けて二つあるようです。ただし、スキャナの場合は絵のサイズがA4以下でないとスキャンできません。そんなわけで、デジカメを使っています。

デジカメの問題点は四隅が暗くなりがちということです。レンズが丸いせいでしょう。いろいろ光を加減したりしましたが、あまりうまくいきません。思いついたことというのは、「絵を中央に小さめに写して周辺部をトリミングすれば、四隅が暗くなるのを避けられる」ということでした。

絵をきちんと撮影したいと思い、今までは画面いっぱいに絵を写していました。しかし考えてみれば、アップする画像は元の絵より随分小さいものです。少しくらい画質が落ちたところで何の問題もありません。常に明るく写る中心部に絵をもってきて、周辺部はフォトショップでトリミングすればいい、と気づいたのです。押してだめなら引いてみよ、ですね。


<必然>
この世に偶然は無い
近頃ますますそう思うようになった

何かが起きたとき
特に喜ばしくないことが起きたとき
人はこう問いがちだ
「なぜ私がこんな目にあわなければならないのか」

これでは袋小路の堂々巡り
質問を変えたほうがいい
「この出来事は私に何を教えようとしているのか」
「私はこのことから何が学べるのか」


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