□◆□…優嵐歳時記(2447)…□◆□
氷張る下を緋鯉の群れ泳ぐ 優嵐
月曜の朝も冷え込みました。朝の室温が2度でした。増位山の蛇ヶ池はお昼でも全面が凍っていました。近くの小石を投げ入れてみたところ、弾き返されました。試しに水面までおりて端に乗ってみたところ、割れません。姫路には珍しい厚い氷が張っていたようです。
境内の放生池も凍っていました。しかし、池の中央部で赤いものが動いています。池の縁まで寄ってよく見ると、小さな緋鯉の群れが氷の下を泳いでいました。梅の蕾は確実に開花に向けて膨らんでいます。寒さの中から春が生まれてきているのを感じます。今日から二月、明後日が節分です。
<部屋>
私はひとつの部屋のようなもの
そこへさまざまなものがやってくる
いろいろな思考
あれこれの感情
いずれもやってきては去って行く
部屋である私はそれを見ていればいい
それらを閉じ込めようとしたり
閉め出そうとしないこと
来るがまま去るがままにする
部屋はただその空間を広やかに開いて
客人の去来を見ておればよい

氷張る下を緋鯉の群れ泳ぐ 優嵐
月曜の朝も冷え込みました。朝の室温が2度でした。増位山の蛇ヶ池はお昼でも全面が凍っていました。近くの小石を投げ入れてみたところ、弾き返されました。試しに水面までおりて端に乗ってみたところ、割れません。姫路には珍しい厚い氷が張っていたようです。
境内の放生池も凍っていました。しかし、池の中央部で赤いものが動いています。池の縁まで寄ってよく見ると、小さな緋鯉の群れが氷の下を泳いでいました。梅の蕾は確実に開花に向けて膨らんでいます。寒さの中から春が生まれてきているのを感じます。今日から二月、明後日が節分です。
<部屋>
私はひとつの部屋のようなもの
そこへさまざまなものがやってくる
いろいろな思考
あれこれの感情
いずれもやってきては去って行く
部屋である私はそれを見ていればいい
それらを閉じ込めようとしたり
閉め出そうとしないこと
来るがまま去るがままにする
部屋はただその空間を広やかに開いて
客人の去来を見ておればよい

コメント
コメント一覧 (2)
今朝の川越は晴、極めて寒いです。
昨日と同様に水道のお湯が出ません。
姫路も寒いのですね。
いかにも冷たさを感じさせる俳句です。
と同時に、確実に春が近づいてきていることをも感じさせてくれます。
赤い緋鯉の群れが目に見えるようです。
<部屋>は哲学的な詩ですね。
自分をひとつの部屋に例え、思考や感情を客人に例えて、あるがままの自分であるべきことを上手く表現しています。
一種、悟りきった境地を感じます。
秀逸です。
優嵐さんの今日がよきものでありますように。
今朝は少し寒さが和らぎました。寒気はゆるんでくるようです。また水道が凍ったとは大変でしたね。
<部屋>は自分がこうありたいという心構えを詩にしました。巻き込まれてしまわないことは大事だと思います。なかなかそれが難しいことではあるのですけれど。
フクヤンさんの今日がよきものでありますように。