□◆□…優嵐歳時記(178)…□◆□

    文月や明日切る髪を洗う夜   優嵐

「文月」は陰暦の七月の異称です。別称の中に「七夕月」「文披月」
などがあります。文披月の略称が文月になったというのが定説です。
今日は文月五日、陰暦では明後日が七夕です。新暦の七月七日は梅雨
の最中ですが、旧暦の七夕は空が澄み始め、雨も比較的少ない初秋に
あたります。七夕の伝統的な季感はこちらにあり、古典に登場する
七夕はすべて初秋の行事として読まなければ、古人が感じた趣とは
離れてしまいます。

その他の別称としては、「女郎花月」「秋初月」「涼月」「親月」
「穂含月」などがあり、いずれも季節感に富んだ美しい名称だと思い
ます。