□◆□…優嵐歳時記(182)…□◆□

    秋の夜のジャズの流れる静けさに   優嵐

ジャズに詳しいわけではありませんが、ヨーロピアン・ジャズ・トリオ
はよく聴きます。今これを書きながら聴いているのは『天空のソナタ』
というCDで、バッハやショパンといったクラシック曲をジャズ風に
アレンジしたものです。

静かなジャズは真夏よりも、しだいに長くなっていく秋の夜に
ふさわしいと感じます。気持ちが穏やかに内側に落ち着いていって、
夏の喧騒や激しいエネルギーの発散のあとの、内省的な気分によく
あいます。こういう曲を聴きながらものを書いたり、本を読んだり
するひとときが好きです。

私はアウトドアでの活動が好きですが、それと同様にひとりで静かに
ゆっくりと過ごす時間も大好きです。静と動、陰と陽、どちらも
大切な時間です。