□◆□…優嵐歳時記(183)…□◆□

    蒼空を映して水の澄みにけり   優嵐

秋の水には澄んだイメージがあります。「秋の水」という季語もあり
ますが、水澄むはそこから派生してきた季語です。夏にはどこかなま
ぬるい感じがしていた水、それが秋を迎えてしだいに冷たく澄んで
くる様子を表しています。

今日は午後から澄んだ青空が広がった姫路でした。稲が日に日に
熟れていき、早稲の田はすっかり黄金色です。この稲穂の色に
ふさわしいのが澄んだ空と澄んだ水なのです。