□◆□…優嵐歳時記(186)…□◆□

    一日を終え白粉の咲く道を   優嵐

「白粉(おしろい)」とは、オシロイバナのことです。熱帯アメリカ
原産の多年草ですが、日本では一年草になります。17世紀にはすでに
日本に渡来している記録があります。フォー・オクロックと呼ばれる
ように、夕方から芳香を放ちながら咲き始め、朝には萎みます。花は
赤、白、黄色、絞りなどがあります。

オシロイバナとの名称は一個ずつできる黒い種子の中に白い粉が
詰まっていることからきたもので、江戸時代には、大人の女性も実際
に白粉として使っていたと解釈できる文献があるそうです。

職場の前の家のまわりにオシロイバナが植えられてています。仕事を
終えて帰ろうとしていると、白と赤のオシロイバナが咲いているのに
出会いました。