□◆□…優嵐歳時記(2568)…□◆□

  奔放にどの木も青葉ひるがえし  優嵐

台風の余波が残っていた月曜の朝、家の前のソメイヨシノが随分茂っているのに気がつきました。のびのびと葉を広げ、台風がいってしまった解放感を木も味わっているように見えます。よく見ると葉の多くの部分が虫に食われて穴だらけになっています。

近所のホームセンターでシナベニヤの4mmのものを買いました。合板というのは、三尺x六尺(長さ1820mmx巾910mm)というサイズが基本だということを知りました。これをもとにどのようにカットするかを考えます。それを店にある木材切断器でそのとおりに切ってもらいます。

合板のサイズや塗料やいろいろなことをこの機会に知りました。ベニヤに絵を描こうと考えなければ、一生合板の基本サイズを知らないままに終わっていたかもしれません。知らなくても済みますが、知ったらそれだけ自分の世界が広がって楽しいと思います。

DIY関連の売り場をうろついていたら、1.3mmのシャープペンを売っていました。私が持っているぺんてるのものではありませんが、デザインは全く同じです。また、ノックしてシャープペンのようになった細いクレヨンを見つけました。資材に印をつけるためのもののようです。建築関連のところを見ていると、案外思いもかけない画材に出会えるかもしれません。


<訪問者>
頂のベンチに座って
膝を抱えた私のジョギングシューズに
ヒョウモンチョウがやってきてとまった

翅の細かな模様のひとつひとつが
はっきり見分けられるほどの距離で
蝶はじっとしていた

蝶は魂の象徴だという
蝶よ
きみは誰の魂の象徴なのか
何を伝えにここにきてくれたのか

言葉はない
言葉を超えた何かを伝えるために
きみはここにきたのだ


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