□◆□…優嵐歳時記(2586)…□◆□ 

  海峡は梅雨の深さに横たわる   優嵐

日曜日はアートワークで大阪に行っていました。ほぼ一日どんよりとした梅雨空が広がっていました。アートワークの内容について、だんだんこういうブログで簡単には伝えられない感じになってきました。なんというか、言葉にしにくいというか…。

秘密とかそういう意味ではなく、実際にワークをしていない人に言葉でうまく伝えられない感じになってきたなあと思っています。だから、ワークを行う意味があるとも思います。本で読んだり人の話を聞いただけではわからない何かがそこにありますから。いわくいいがたいもの、と言いますか。

そんなわけで、ワークのことはひとまず横においておきます。アートワークが終わったあと、心斎橋の東急ハンズまで歩いていって4mm厚さのMDFボードを買いました。この三尺ものを450mm×300mmの板に十二等分してもらいました。シナベニアなら近所でも買えますが、とのこを塗る手間が要らない分、MDFボードはひと手間省けます。

ボードそのものとカット代をあわせて一枚150円ほどですから、それほど高価なものでもありません。この大きさだと、持ち運ぶにも描くにも今はほどよいサイズです。

IMG_1153<紫陽花>
ビル街を歩いていくと
紫陽花が色づいて迎えてくれる
水色、紫、藍、ピンク
梅雨のどんよりとした雲の下が
そこだけ明るく見える

恐らく梅雨空の下だからこそ
紫陽花の色が似合うのだろう
ここにある花は紫陽花でなければならない

梅でも桜でもひまわりでも菊でもだめだ
紫陽花こそがふさわしい
花は花だけで美しいのではなく
その花にふさわしい舞台があって
いっそう輝く