□◆□…優嵐歳時記(2590)…□◆□

  緑陰の風と光を歩く午後   優嵐

木曜日はよく晴れて気持ちのいいお天気になりました。日差しの強さが感じられ、梅雨があければ即真夏です。「緑陰」とは、夏の緑の木陰のことです。「木下闇」という季語もあります。こちらが鬱蒼として湿気を感じる言葉だとしたら、「緑陰」は明るくからっとした印象があります。

森を歩いていると、夏場はほとんど木陰を歩くことになり、街中を歩くのとは違ってかなり涼しく感じます。木漏れ日が自然歩道でちらちらと踊り、ときおり吹いてくる風が涼しさを運んでくれます。気温は高いですから、汗はかきますが、アスファルトの照り返しや、直射日光にさらされての暑さとは全く感じが違います。

IMG_1191<考えるリズム>
歩くことと考えることは
多分連動している

じっと坐っているよりも
歩いた方が気分が変わる

人間は動物で動くようにできている
そしてそのリズムは
心臓の刻むリズムが基準なのではないか

安静時の脈拍ほどのリズムで
一定時間歩けば
思考はあるひとつの波に乗り
無理なく流れていくことができる