□◆□…優嵐歳時記(2591)…□◆□ 

  深海の色を湛えて額の花   優嵐

夏至を境に急に暑くなった気がします。金曜日は快晴で真昼の外気温は34℃を示していました。六月でこの暑さとは。このまま猛暑に突入ということはないとは思いますが、昨年のことを考えると「常識」が通用しないような気温変化が起こってもおかしくありません。

森の散歩はそれでも快適です。梅林のかたわらでガクアジサイが咲いています。「額の花」とは、ガクアジサイを意味します。つい先日まで卯の花が咲いていたその隣にガクアジサイの藍色のグラデーションが並んでいます。この色の涼しそうなこと。

境内の花壇にはいろいろな花が植えられています。今こちらではアジサイが咲いています。おなじみのオーソドックスなアジサイの他に装飾花の花びらがぎざぎざのもの、真っ白のもの、ガクアジサイの変化種と見られるものなどいろいろなものがあります。今日は暑くてアジサイもぐったりしているように見えました。

IMG_1205<血液循環>
南北の窓を開け放つと
陽が昇るにしたがって
海からの風が強くなる

内陸部が強い日差しで熱せられ
上昇気流が起こる
それにともなって
海から陸に空気が吸い込まれていく

上昇気流は
高く発達する入道雲を育てる
風は地球の血液循環