□◆□…優嵐歳時記(2628)…□◆□
朝蝉の産声のごと高らかに 優嵐
朝から蝉がにぎやかです。考えてみれば、その朝羽化したばかりの蝉がその一団に加わって鳴いているわけですから、蝉の密度は恐らく朝が最も高いでしょう。羽化したばかりの蝉は相手を求めて全身で鳴いています。鳴くのは雄だけです。
ブログのサイドバーに『優嵐スケッチブック』のアーカイブとして「フォト蔵」のブログパーツを置いています。そこの収録画像数が昨日100枚を超え、これからは新しい画像をアップするたびに古いものに置き換わっていきます。昨日の段階で、最初のチューリップが消え、ハスになりました。
<油蝉>
開け放った窓のすぐそばで
ジジッ、ジジッと断続的な鳴声と
ばたばた羽ばたく音がした
ベランダで油蝉があおむけになっている
手が届かないから
物差しですくい上げようとしたら
暴れて届かないところへ行き
再びあおむけになってしまった
一時間後思い出して蝉をみたら
もう事切れていた
何もせずに静かに逝かせてやれば
よかったのかもしれない
瀕死の状態でありながら
最後の力を振り絞って
それでも人間の手から逃れようとした蝉
彼の命は再び大きな流れの中に戻った
朝蝉の産声のごと高らかに 優嵐
朝から蝉がにぎやかです。考えてみれば、その朝羽化したばかりの蝉がその一団に加わって鳴いているわけですから、蝉の密度は恐らく朝が最も高いでしょう。羽化したばかりの蝉は相手を求めて全身で鳴いています。鳴くのは雄だけです。
ブログのサイドバーに『優嵐スケッチブック』のアーカイブとして「フォト蔵」のブログパーツを置いています。そこの収録画像数が昨日100枚を超え、これからは新しい画像をアップするたびに古いものに置き換わっていきます。昨日の段階で、最初のチューリップが消え、ハスになりました。
<油蝉>
開け放った窓のすぐそばで
ジジッ、ジジッと断続的な鳴声と
ばたばた羽ばたく音がした
ベランダで油蝉があおむけになっている
手が届かないから
物差しですくい上げようとしたら
暴れて届かないところへ行き
再びあおむけになってしまった
一時間後思い出して蝉をみたら
もう事切れていた
何もせずに静かに逝かせてやれば
よかったのかもしれない
瀕死の状態でありながら
最後の力を振り絞って
それでも人間の手から逃れようとした蝉
彼の命は再び大きな流れの中に戻った
コメント
コメント一覧 (2)
那覇も朝から蝉がにぎやかです。
昆虫少年だったので何という種類の蝉か知りたいところですが、姿が見えないので手掛かりがありません。
今度、那覇のクリスチャンの兄弟姉妹に聞いてみようと思います。
<油蝉>の詩は最後の一行がいいですね。
蛇足ですが、羽が透明な蝉は食べられ、油蝉のように羽が不透明な蝉は食べられないということを読んだことがあります。
実際、東南アジアでは羽が透明な蝉を食べているそうです。
今日もよき日でありますように。
今朝も蝉は元気です。蝉を食べられるという話、世界中には昆虫を食べる地域がけっこうありますから、蝉もありえるお話でしょう。昆虫はもっとも生息数が多いので、昆虫を食べるようにすれば食糧危機の心配は減るという話をきいたこともあります。エビなど、考えてみれば昆虫とそんなに変わらないのでは、と思います。