□◆□…優嵐歳時記(2652)…□◆□
高空を帰る日近き燕飛ぶ 優嵐
ふと空を見上げると、ツバメが何羽も集団で飛んでいました。ビルの十階あたりの高さで、普段のツバメはそういう高度を飛びません。そろそろ南へ帰る時期です。渡りの時期になると、彼らは集団を作って上空高く飛ぶようになります。いつもそれを見ると、南へ渡してくれる風を探しているのだろうか、と思います。
ずっと前、ヒマラヤ山脈を越えて渡りをするアネハヅルを紹介した番組を見たことがあります。彼らはヒマラヤを越える風を探し、それに乗って渡って行きます。自然の力を最大限に活かし、長い距離を無事に旅する術を知っているのです。
今年は震災からしばらくたったあと、ツバメの姿を見ました。その彼らが南へ戻ります。秋の深まりが早い東北地方からはもう姿を消しているかもしれません。やってくるとき、去っていくとき、どちらも何かしら感慨を覚える野鳥です。
<おまかせコース>
おいしいと評判の店へ行って
「シェフのおまかせコース」を頼む
その後は出てくる料理を味わうことに専念する
人生もそれと同じように生きればよい
私たちはテーブルに坐っている
次に何が出てくるかとあれこれ注文をつけたり
何度もメニューをひっくり返したりはしない
まして厨房を覗きにいったりはしないだろう
明日を思い煩うな
前菜の次にいきなりデザートになったりはしない
出される料理を楽しみシェフの腕前を堪能すればよい
イタリア料理店と和食の店では出される料理が違うだろう
だから周りの人と比べても無駄だ
違うコースを注文しているかもしれないのだから
高空を帰る日近き燕飛ぶ 優嵐
ふと空を見上げると、ツバメが何羽も集団で飛んでいました。ビルの十階あたりの高さで、普段のツバメはそういう高度を飛びません。そろそろ南へ帰る時期です。渡りの時期になると、彼らは集団を作って上空高く飛ぶようになります。いつもそれを見ると、南へ渡してくれる風を探しているのだろうか、と思います。
ずっと前、ヒマラヤ山脈を越えて渡りをするアネハヅルを紹介した番組を見たことがあります。彼らはヒマラヤを越える風を探し、それに乗って渡って行きます。自然の力を最大限に活かし、長い距離を無事に旅する術を知っているのです。
今年は震災からしばらくたったあと、ツバメの姿を見ました。その彼らが南へ戻ります。秋の深まりが早い東北地方からはもう姿を消しているかもしれません。やってくるとき、去っていくとき、どちらも何かしら感慨を覚える野鳥です。

おいしいと評判の店へ行って
「シェフのおまかせコース」を頼む
その後は出てくる料理を味わうことに専念する
人生もそれと同じように生きればよい
私たちはテーブルに坐っている
次に何が出てくるかとあれこれ注文をつけたり
何度もメニューをひっくり返したりはしない
まして厨房を覗きにいったりはしないだろう
明日を思い煩うな
前菜の次にいきなりデザートになったりはしない
出される料理を楽しみシェフの腕前を堪能すればよい
イタリア料理店と和食の店では出される料理が違うだろう
だから周りの人と比べても無駄だ
違うコースを注文しているかもしれないのだから
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