□◆□…優嵐歳時記(2681)…□◆□

  濁流のしだいに澄みて台風過   優嵐

台風15号が通り過ぎ、昨日は晴天になりました。台風が上陸した東海から関東にかけては風が凄かったようですね。久しぶりに増位山へ行ってきました。森ではまだホウシゼミとミンミンゼミの声を聞くことができましたが、それも途切れ途切れで、夏の名残もそろそろ終りです。今日は秋分の日です。夕暮れが随分早くなっています。

秋分を過ぎると、特に午後の時間の短さを感じるようになります。冬になるとお昼ごはんを食べて片付けたらもう日が傾き始めている、という感じになります。晩秋から初冬にかけてのせわしない感覚は年末が近づくだけでなく、午後の明るい時間の短さにもよるのだろう、と思います。

IMG_2016<ウリ坊>
梅林に降りてきたら
猪が駆けていくところだった
あの骨折していた猪だろう

ふと気がつくと
彼女のすぐ横を小さな影がついていく
子どもだ

子どもには縞がありウリ坊と呼ばれる
足を折り
冬を越せるのだろうかと心配していたが
野生はたくましい