□◆□…優嵐歳時記(2717)…□◆□
秋天に伸びゆくものの数多あり 優嵐
久しぶりに増位山へ散歩に行ってきました。蛇ヶ池の蓮は葉がほとんど枯れて敗荷(やれはす)の姿となっていました。放生池では、夏の間びっしりと水面を覆っていたヒシがすっかり姿を消し、さすがにすごいものだ、と思いました。カルガモのつがいが来ていて、二羽がおこす水の輪が池の面いっぱいに広がっていきます。緋鯉ものんびり泳いでいました。
晴天が続きます。真昼はまだ暑ささえ感じますが、それでも日差しは晩秋です。空気の透明感、日差しの角度、そういうものから冬の近さを感じるのです。梅林や竹林のあちこちに蜘蛛が大きな巣を張っています。虫の声は昼間でももうほとんど聞こえなくなりました。
<新世界にて>
クレパスやクレヨンの技法書が
ほとんど無いことを不満に思っていた
しかし
これは逆にいいことかもしれない
確たる技法が無いということは
自由に自分の方法を試せるということ
油絵や水彩画がヨーロッパ大陸だとしたら
クレパスやクレヨンは新大陸
広大な大地はまだ開発されずに目の前にある
秋天に伸びゆくものの数多あり 優嵐
久しぶりに増位山へ散歩に行ってきました。蛇ヶ池の蓮は葉がほとんど枯れて敗荷(やれはす)の姿となっていました。放生池では、夏の間びっしりと水面を覆っていたヒシがすっかり姿を消し、さすがにすごいものだ、と思いました。カルガモのつがいが来ていて、二羽がおこす水の輪が池の面いっぱいに広がっていきます。緋鯉ものんびり泳いでいました。
晴天が続きます。真昼はまだ暑ささえ感じますが、それでも日差しは晩秋です。空気の透明感、日差しの角度、そういうものから冬の近さを感じるのです。梅林や竹林のあちこちに蜘蛛が大きな巣を張っています。虫の声は昼間でももうほとんど聞こえなくなりました。
<新世界にて>
クレパスやクレヨンの技法書が
ほとんど無いことを不満に思っていた
しかし
これは逆にいいことかもしれない
確たる技法が無いということは
自由に自分の方法を試せるということ
油絵や水彩画がヨーロッパ大陸だとしたら
クレパスやクレヨンは新大陸
広大な大地はまだ開発されずに目の前にある
コメント
コメント一覧 (2)
今日も川越の天気は快晴。
秋晴れの日々が続いています。
でも川越でも確実に秋は深まっています。
近くを流れる新河岸川には冬鳥の雁が飛来し、駅への途中にある欅の大木の葉は一層色付いています。
虫の鳴き声も聞こえなくなりました。
日差しの角度や空気の透明感から秋の深まりを感じる優嵐さんは鋭いですね。
<新世界にて>は素敵な希望あふれる詩ですね。
技法が確立されていないということは、パイオニアになれるということです。
優嵐さんにピカソの数少ないクレヨン・クレパス画を観ることをお勧めします。
大きな図書館にはきっとピカソの全画集があるはずです。
勉強になると思います。
明日もよき日でありますように。
姫路はもうすぐ雨が降り出しそうなお天気です。日曜は雨だろう、と思います。
季節の変化に細かな注意を向けるようになったのは、俳句のおかげです。「細やかな四季の変化をもつ国」と日本のことをよく形容されますが、それを感じ取るには何かの手がかりが必要ではないか、と思います。私の場合は俳句がその手がかりを与えてくれました。
セヌリエという最高級のオイルパステルは晩年のピカソの注文に応じて作られたことで有名ですね。24色セットが7,500円あまり。サクラクレパスの24色セットの十倍のお値段です。ピカソの画集、図書館で一度探してみます。