□◆□…優嵐歳時記(2743)…□◆□

  快晴が包みし冬の奥琵琶湖   優嵐

IMG_2348土日は同人の句会で長浜と大阪へ行ってきました。両日ともよく晴れて暖かく絶好の吟行日和になりました。特に湖北の長浜は北陸地方がもう目の前という場所です。金曜日は冷たい時雨が降るお天気だったそうですが、土曜日は風がほとんどない快晴の小春日和でした。

湖岸へ出ると、鴨の群れがたくさん波にゆられていました。餌の藻がそこに多いのか、決まった場所にたくさん固まっています。復元された長浜城の天守閣が湖岸にあり、そのかたわらの松の雪吊りを見て、雪国を実感しました。対岸の湖北の山々はすでに雪化粧していました。

IMG_2350お昼ごはんを湖畔の長浜ロイヤルホテルの「ダイニングルーム四季」でいただきながら、最初の句会をしました。吟行のおもしろさは、新しい土地へ行きそこで出会ったものを即座に俳句にしてお互いに鑑賞しあうところにあります。同じ場所に来ているにもかかわらず、それぞれ見ているもの、感動を覚えるものが違うことにあらためて気づきます。

長浜ロイヤルホテルの13階にあるここは、非常に見晴らしがよく湖北全体を一望のもとにできます。この日は快晴だったためさらに展望がすばらしく、冬にこれだけの眺望を得られるのは稀ではないかと思いました。

IMG_2357夕方には長浜を後にして宿泊先のプリムローズ大阪へ向かい、そこで夕食後、二度目の句会をおこないました。俳句の吟行句会では、句会が主目的ですから、できる限り時間をさいて句会をおこないます。俳句結社ですから、主宰がいらっしゃいます。リアルの句会では直接その場で主宰から詳しくお話を伺うことができるというのも有意義なことです。