□◆□…優嵐歳時記(2744)…□◆□
句会終え冬あたたかき街に出る 優嵐
二日目は大阪城へ吟行に行きました。ホテルからは歩いて15分ほどの距離です。途中NHK大阪放送局と大阪府警のビルの間を通りました。銀杏黄葉が盛りです。大阪城公園では、ジョギングしている人たちをたくさん見かけました。お城への道の傍らには懸崖菊が並べられていました。歴史的建造物にこの菊は実によくあいます。
姫路城が身近にあるため、コンクリート製の大阪城にいままで興味を持ったことはありませんでした。しかし、その石垣に使われている石の巨大さには驚きます。畳20畳から30畳敷の石がいくつも使われているのです。最大のものは小豆島から運ばれた蛸石です。
(この写真は、城壁の銃眼から見た大阪府警です。)→
それほど時間がありませんでしたので、エレベーターで五階にあがり、そこから七階の天守展望台に行きました。今年は天守閣が復元されて80年になります。鉄筋コンクリートの建物では世界最古とか。展望台をひとまわりすれば大阪を360度眺め渡すことが出来ます。六甲山、生駒山といった大阪を囲む山が見え、高層ビルと浪花の街、大阪城の城郭の規模の大きさも実感できます。
考えてみれば大阪城の天守閣に登ったのはこれが初めてで、近くなのに意外に知らなかったと思いました。昼食をはさんで三回目の句会を行いました。主宰から「言葉を大事にする」「俳句としての表現に気を配る」というお話をきき、リアルの句会で学ぶことの重要性を感じました。
句会終え冬あたたかき街に出る 優嵐


(この写真は、城壁の銃眼から見た大阪府警です。)→


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