□◆□…優嵐歳時記(2745)…□◆□
小春日のあいさつ交わす土手の道 優嵐
月曜は曇って今にも雨が降りそうなお天気でしたが、結局雨は降らず、翌日に持ち越したのかと思いきや、火曜日は風のないぽかぽか陽気になりました。木枯しが吹いた後に訪れる静穏な晴天を「小春」といいます。陰暦十月の異名でもあります。一般に十一月半ば過ぎから十二月初めごろの暖かな日和をさしてこう言います。
その字面のとおり、春を思わせるお天気です。小の字がついているのは、期間が短く本格的な寒さに向かう前の一休みをさしているからでしょう。冬将軍到来前の晴天をいとおしく思う気持ちがこめられています。随願寺の境内で水仙が咲き始めているのを見つけました。今日で十一月は終り、明日から師走です。
<人生の長さ>
一年が過ぎ去る速さに驚くようになって久しい
すでにそのスピードに慣れた
子どもの頃の一年は
今の十年くらいの長さがあった
だから
子ども時代というのは
心の内ではとても長い時間
人生八十年としても
二十歳あたりで
心理的には人生の半分をすでに生きている
そんな気がする
小春日のあいさつ交わす土手の道 優嵐
月曜は曇って今にも雨が降りそうなお天気でしたが、結局雨は降らず、翌日に持ち越したのかと思いきや、火曜日は風のないぽかぽか陽気になりました。木枯しが吹いた後に訪れる静穏な晴天を「小春」といいます。陰暦十月の異名でもあります。一般に十一月半ば過ぎから十二月初めごろの暖かな日和をさしてこう言います。
その字面のとおり、春を思わせるお天気です。小の字がついているのは、期間が短く本格的な寒さに向かう前の一休みをさしているからでしょう。冬将軍到来前の晴天をいとおしく思う気持ちがこめられています。随願寺の境内で水仙が咲き始めているのを見つけました。今日で十一月は終り、明日から師走です。

一年が過ぎ去る速さに驚くようになって久しい
すでにそのスピードに慣れた
子どもの頃の一年は
今の十年くらいの長さがあった
だから
子ども時代というのは
心の内ではとても長い時間
人生八十年としても
二十歳あたりで
心理的には人生の半分をすでに生きている
そんな気がする
コメント
コメント一覧 (2)
そんな挨拶に生きている喜びを感じる。
80年とすると・・・もう後は一瞬しか残っていません。
後僅かをどう生きるか難しいね、その時期に次々難しい決断を迫られる。
困ったものだ。
80年といっても、平均余命というのは、100歳になってもまだ数年ありますから、80歳あたりから先は個人差の世界になりますね。生かされている以上はその人にとって必要だから生かされているのだ、と今思っています。
人はあれこれと取り紛れて、「ここまで行けばもう落ち着くだろう」と思っていても、ある日突然運命が扉を叩くまで取り紛れてしまうものなんでしょうねぇ。