□◆□…優嵐歳時記(2761)…□◆□

  風通るかさりと応え枯葉散る   優嵐

コナラとアベマキはよく似ています。アベマキは幹がコルク質で、コナラよりごつごつした感じです。アベマキはもうほとんど葉を落としています。コナラの葉は黄色から茶褐色になっているにもかかわらず、まだ落葉していないものがたくさんあります。そのためかこの辺りの山は紅葉というより茶葉という感じになっています。

オイルパステルに関してまだ思案しています。広い面積を手間なく塗るにはパンパステルがいいという話を聞きました。パンパステルは最近登場した画材です。まるで化粧品のようなケースに入っており、ファンデーションを塗るときのようなスポンジを使うので、広い面積を一気に塗れるのです。色は一色ずつ単独で売られています。

私の絵の場合、広い面積を塗るのは空や水面といったブルー系統の色が今はほとんどなので、それらをパンパステルで塗って、その後オイルパステルを使ってもいいかもしれません。水溶性パステルも試してみて、オイルパステルとの発色の違いや描き心地を確認する必要もあります。そしてそれらの最適な組み合わせを考える…。

メーカーや画材店できいてみても、描く本人のイメージを伝えきれるわけではありません。こういう風に描きたいという感覚は私の頭の中にしかないわけですから。それでもこうした方たちの話を聞くと、思いがけないヒントがもらえることがあります。パンパステルもそうでした。使えるかどうかは別にして、そういう画材もあった、と新たな発見でした。

画材のパンフレットを見ると、画材店の人すら説明しきれないほどいろいろなものが並んでいます。値段もさまざまで、ちょっと試すといっても仰天するような価格のものもあります。価格が高ければいいというものでもなく、こちらの意図するものをどう探り出すかがポイントだと思っています。

IMG_2479<創造>
日の下に新しいものは無い
あるのは
新しい組み合わせだけ

それはすべてにあてはまる
新しい組み合わせを見つける
それが創造性と呼ばれるもの