□◆□…優嵐歳時記(2798)…□◆□

  春隣る光の中を森歩く   優嵐

今日は旧暦の元日です。大寒に入っていますが、姫路は暖かく、日差しが戻った日曜日に森を歩いていると、春の気配をそこここに感じました。このまま冷え込むことなく立春を迎えるのか、もう一度くらいは寒波がやってくるのか、それはわかりませんが、春が近づいています。日没も随分遅くなりました。午後六時でもまだ薄明かりが残るようになっています。

水彩紙で絵を描くようになって、もう前の画用紙には戻れないなあと感じています。どこがどう違うと具体的にいえないのですが、描く感触が水彩紙の方がずっといいのです。一度美味しいものを食べてしまうとそうじゃないものには満足できなくなる、そういう感じでしょうか。今まで試したものは、それぞれ持ち味があり、描くものによって使い分けるのがいいかなと考えています。まだSMサイズくらいの小さなものばかりですから、もっと大きなサイズに描くことも考えたいですね。

IMG_2660<春隣>
森の空気に春を感じた
まだ寒さはあるのだけれど
確かにそこに春が立っている

梅の蕾を見上げて
コゲラのドラミングを聞く
竹林をかすかに揺らす風も春の兆し