□◆□…優嵐歳時記(2824)…□◆□

  青空や木々の枝先春めけり    優嵐

少し風がありましたが、いいお天気でした。森を歩いていると、落葉樹の枝先がなんとなく丸くやわらかい感じになってきているのがわかります。山を遠くから見ても、全体が何かほんわかした雰囲気です。季語で春の山を「山笑う」というものがあります。山がゆったりと微笑み始めている、そういう景色です。

右腕はほとんど元通りといいたいところなのですが、不思議にも山を歩いていると、肘を曲げるときに強張りを感じます。ただ腕を下げて振っているだけなのにこういう状態になるのはなぜなのか。それ以外は動作としてこれができないというものはありません。以前から問題なくできた腕全体を使った動きはもちろん、指先や前腕のみに力を入れるような動作もほとんど問題なくなっています。

意外なやっかいものが右肩のコリです。どの程度の肩こりが「ひどい」ものなのかはわかりませんが、今まで肩こりと縁がなかったので、なんだかなあという状態が続いています。姿勢を変えたりストレッチをしたり温めたりいろいろやっています。コリを感じたときに意外にいいと思ったのが、テニスボールです。肩甲骨と首のあたりにテニスボールを置いてその上に寝転び、身体の重みをかけます。なんとなくその直後は肩が軽くなる感じです。

IMG_2771<素晴らしい失敗>
Dropboxの創業者ドゥルー・ハウストンは
MITの学生だったころ
学内ネットワークシステムで自分のデータにアクセスしていた
どこでパソコンを起動してもデータにアクセスでき
資料をUSBメモリーに入れて持ち歩く必要はなかった

卒業してネットワークシステムにアクセスできなくなり
仕方なくUSBメモリーを持ち歩いていた
まるで原始時代に戻ったようだと感じながら

ある日ボストンからニューヨークへの長距離バスに乗り込み
パソコンを開いて仕事をしようとしたら
資料が入ったUSBメモリーを家に忘れてきたことに気づいた
彼はバスの中でDropboxの第一歩となるコードを書き始めた

ひとつの失敗が単なる失敗で終わらず
次の大きな飛躍への起爆剤になることがある
ハウストンがUSBメモリーをその日家に忘れてこなかったら
Dropboxが今出現しているかどうか

その日の彼の失敗は「素晴らしい失敗」だった
失敗を単なる失敗に終わらせず
「素晴らしい失敗」にするためには何が必要だろうか
誰もが素晴らしい失敗への可能性を握っている