七月は明日で終わります。「八月」は上旬に立秋があるため、季語としては初秋に入ります。夏もいよいよ終盤です。残暑は八月いっぱいくらいは厳しいでしょうが、それでもお盆が過ぎると空が高くなり、秋の色が濃くなってきます。季節は移り変わっていくとういうことそのものが魅力です。日本の自然は特にこの遷移が繊細で、そこがいい。蝉は空が白み始めるともう鳴き出しています。「時を惜しむ」というのが、その声を聞いているとじんわり響いてきます。

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