□◆□…優嵐歳時記(212)…□◆□

    雲流れ秋光遠き大橋に   優嵐

「秋光」は「秋の色」「秋景色」などと同じ意味で使われる季語です。
秋らしい景色、彩り、さらには秋の気分や秋の気配までも含んで
います。しいていえば、「秋の色」には伝統的な雰囲気が、「秋光」
には秋の明るい外光を感じます。

今日の兵庫県南部地方は朝から晴天で、遠くのものまではっきりと
見える秋らしいお天気でした。日の当たる場所は、まだ暑いですが、
風が肌に心地よく、何をするにもいい気候になってきました。
空には鰯雲、遠くに見える瀬戸内海と淡路島、そしてそこにかかる
明石海峡大橋も、すべて秋の光の中にあります。