□◆□…優嵐歳時記(234)…□◆□

  赤ワインハーフボトルの夜長かな    優嵐

赤ワイン、といってもノンアルコールの赤ワインのハーフボトル
をいただきました。私はお酒にからっきし弱く、まったく飲め
ないわけではありませんが、すぐに真っ赤になってしまいます。
この夏はノンアルコールのビールが気に入ってオーストラリアや
イギリスのものを何本も試してみました。それでもお腹が空いて
いるとほんのり顔が赤くなります。

一年中でもっとも夜が長いのは冬至のころですが、「夜長」は秋
の季語です。それは季感を重視しているからです。十月ともなると、
日暮れの早さとともに夜がめっきり長くなったことがしみじみ
感じられます。その感覚を詠んでいるのですね。温め酒でも飲み
たいところですが、そうするとすぐに眠くなりますので、ノン
アルコールワインでここはよしとしましょう。