□◆□…優嵐歳時記(242)…□◆□
風少し出て雲間より後の月 優嵐
朝から夕方まで雨が降り続いていました。晩秋の冷たい雨でした。
被災地は大変だろうなと思いました。こんなお天気でしたから、
お月見も無理だろうと思っていましたら、夕方には雨がやみ、
風が出てきて雲を吹き払ってくれました。先ほど戸外へ出てみたら
中天に少しスリムな十三夜の月がかかっていました。
夜空の雲は一掃され、こうこうと月が輝いています。名月の一ヶ月
後であることから「後の月」という季語が生まれ、最後の月ですから
「名残の月」ともいいます。冬の月にはまた冬ならではの情趣があり
ますが、お月見という気分ではありません。八月十五日の名月と
あわせて「二夜の月」ともいい、名月をみて後の月をみないのは
「片見月」といって忌んだということです。
風少し出て雲間より後の月 優嵐
朝から夕方まで雨が降り続いていました。晩秋の冷たい雨でした。
被災地は大変だろうなと思いました。こんなお天気でしたから、
お月見も無理だろうと思っていましたら、夕方には雨がやみ、
風が出てきて雲を吹き払ってくれました。先ほど戸外へ出てみたら
中天に少しスリムな十三夜の月がかかっていました。
夜空の雲は一掃され、こうこうと月が輝いています。名月の一ヶ月
後であることから「後の月」という季語が生まれ、最後の月ですから
「名残の月」ともいいます。冬の月にはまた冬ならではの情趣があり
ますが、お月見という気分ではありません。八月十五日の名月と
あわせて「二夜の月」ともいい、名月をみて後の月をみないのは
「片見月」といって忌んだということです。
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