□◆□…優嵐歳時記(246)…□◆□

  何か焚く煙の見えて暮の秋    優嵐

秋も終わりが近づいてくると、いいお天気であれば必ずどこかで
何かを焚いている煙が見えます。もちろんゴミは燃やせませんが、
田畑の枯れ草やら台風で折れた小枝やら、そういうもろもろの何
かを燃やしているのだと思います。

枯れ色の濃くなった野山の中を白い煙が立ち昇っていくのが見え
るのは、なかなか趣があっていいものです。自然も人もひとつの
サイクルを終えてほっと一息つくそういう感じでしょうか。