春の雪
寒いと思っていたら、雪になっています。雪が降ると静かです。「しんしんと雪が降る」という表現をしますが、見事だなあと思います。日本語は擬音語・擬態語が特に多い言語です。この「しんしん」という表現、果たして擬音語なのか擬態語なのか。静かなことを表現して「しーん」という語もあります。さ行の言葉というのは静けさを表すのによく使われます。静粛にするように、というのに「しーっ」と言ったり、慎重に丁寧に扱うことを「そーっと」と言ったりします。音の持っている性質に日本人は敏感なのかもしれません。

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