笹飾り
俳句で七夕を詠むときはいつも少し戸惑いがあります。なぜなら、俳句では七夕は秋の季語であり、歳時記でも秋の巻に載っています。本来旧暦7月7日の行事です。今年なら8月13日にあたります。桃の節句や端午の節句は新暦になっても季節までずれませんが、七夕は初秋から晩夏へ季節をまたいでしまうのです。今はすべてが新暦で行われているので、俳句も新暦で詠んでいいでしょう。

昨日、買い物に行ったところで、ボランティアの人たちが手作りの笹飾りを配っておられました。子ども向けかと思ったらそうではなく、誰もが七夕飾りを手にちょっとうれしそうに見えました。七夕の竹を川に流すことも難しい時代になりました。いっそクリスマスツリーのように毎年出しては片付けるという七夕ツリー(竹はツリーじゃないですが)があってもいいかもしれません。

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