大南風
大南風と書いて、俳句では「おおみなみ」と読みます。部屋の南北の窓を開け放っていると、よく風が通ります。特に午後になると、内陸の気温が高くなり上昇気流が発生するため、海から陸へ向けて吹く風が強くなります。今もその風の中にいて、心地よいひとときです。壁に掛けているカレンダーなどは風の強さでとんでしまうため、この時期は外しています。夕方には風が弱くなり、宵の口に凪になります。この時間帯を過ぎると、今度は冷えた内陸から暖かい海に向かって風が吹くため、風は北からのものに変わります。昼間の風ほど強いものではありませんが、夜に窓を開けていると微風が入ってきます。

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