茶の花
増位山随願寺の梅林の一画で茶の花が咲いています。茶の木は秋の末から初冬にかけて白色五弁の小さな花を咲かせます。花には不釣合いなほどたくさんの蕊が特徴です。椿や山茶花と同類ですが、それほどの華やかさは無く、「わび」「さび」といった雰囲気を漂わせ、古くから茶人に好まれました。晩秋の穏やかな日差しの中でひっそり咲くのにふさわしい花です。

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