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初霜
今朝はよく冷え、霜がおりていました。その冬初めての霜を「初霜」といいます。霜を見るといよいよ本当に冬が来たのだと思います。季語には初のつくものが多くあります。季節の移り変わり、やってきた季節を実感するのが初物です。気持ちが新たになり、何かしら引き締まるもの、ときめくものがあります。真冬や真夏は過ごしにくい時期ですが、それもまた季節のひとつの表情であり、その変化を楽しみ、慈しんで日本人は暮らしてきました。年中、初夏や晩秋のような気候が続くと、しのぎやすくはあるものの、メリハリがなくなってしまいます。
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