日陰躑躅
昨日は丹波市の向山連山へ登ってきました。三角点のある向山を中心に500m前後のピークが連なっています。ここにはヒカゲツツジの自然群生があります。ヒカゲツツジはツツジ科ツツジ属、関東以西、四国、九州に分布し、低山の崖や斜面に群生する常緑低木です。兵庫県では分布しているところは少なく、準絶滅種に指定されており、向山の群落は貴重です。

向山にはコバノミツバツツジも咲いています。麓からしばらくの間はコバノミツバツツジの薄紫色の花しか見えませんでしたが、標高400mあたりからヒカゲツツジが姿を見せるようになりました。クリーム色というのか、ほんのり薄緑色というのか、そういう花の色です。向山の頂近くになると、登山道の両端に花がたくさん咲き、谷もそれらの白い花で覆われていました。

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