春深し 
増位山の蛇ヶ池周辺でシオヤトンボをたくさん見かけるようになりました。シオヤトンボはアカトンボほどの大きさのシオカラトンボの仲間です。春の終わりごろ羽化します。毎年、カスミザクラが咲くころ、羽化したばかりのトンボがまだおぼつかない飛び方でひよひよと飛び始めます。

集団で羽化するのか、二十匹くらいのトンボが池のまわりのベンチに止まっています。近づくと一時的に飛び立ちますが、すぐにまた止まってしまいます。

平地から低山地にかけての水田、休耕田、池などで見られます。幼虫は少し流れがあるような湿地を好むということなので、山の水が流れ込んでいる蛇ヶ池はぴったりの環境なのでしょう。♂は成熟すると腹部が青白くなります。写真のトンボはまだ全部黄色く、雌雄はわかりません。
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