青葉冷 
昨日は雨で気温が下がりました。今日もまだその状態が続いています。五月下旬から暑く、真夏のような服装をしていましたが、昨日は上着を羽織りました。青葉冷(あおばびえ)という言葉は手元にある『日本大歳時記』(講談社)には載っていません。しかし、検索すると多くの句があります。「若葉寒」という言葉もあり、こちらは季語として掲載されていました。

六月であり、すでに緑は若葉という時期を過ぎています。「梅雨冷」という季語もありますが、まだ梅雨ではありません。「青葉冷」はこの時期の急な寒さを表現するのにぴったりの言葉です。微妙なニュアンスを表現したい、というところからさまざまな言葉が生まれるのでしょう。
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