昨日は夜まで雨が降り続けました。朝には雨があがって、山に散歩に行くこともできました。山頂付近ではハギが咲いています。一日雨に降られて外に出ずにいると、なんとなく身体がなまった感じになります。俳句も外に出ないと詠めません。里ではヒガンバナが盛りで、田んぼの畦など真っ赤に燃えるように咲いています。

山道を歩いていると、ときどき甘い香りがしてきます。ずっとこれは何の香りなのだろうと不思議に思っていましたが、ヤマザクラの葉の香りではないか、と気づきました。サクラの葉にはクマリンという芳香物質が含まれています。生きている葉では液胞内に隔離されて匂いがしませんが、葉が枯れて砕けるとクマリンが生成されて香るようになるそうです。当たっているかどうかはわかりませんが。
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