□◆□…優嵐歳時記(328)…□◆□

    真っ青な空がある朝厳冬期   優嵐

冬のもっとも厳しい寒さの時期です。北国であればいっそう
その感は強いでしょう。軒にできる太い氷柱、厚くはった氷、
身を切るような風、足元から這い登ってくるような寒さ、
などです。暖房が完備された現代でも戸外に出ればそこには
厳しい寒さがあります。

きびしい暑さとはいっても「厳暑」という言葉はあまりきき
ません。「厳」という文字は、やはり冬の何ものをも寄せ付け
ない峻厳な雰囲気にあっているのでしょう。