□◆□…優嵐歳時記(333)…□◆□

    オリオンも我も静かに輝ける   優嵐

冬の星座はそれぞれに魅力的ですが、中でもあまり星座に
くわしくない方でもすぐに見つけられるのがオリオン座
でしょう。「三つ星」「参宿」などとも詠まれます。遠い
遠い宇宙の彼方で輝いている星たち、その光ははるか昔に
星を旅立ったものなのです。

私たちは銀河の片隅からこの広大な宇宙をながめているの
です。その星たちも、悠久の過去に私たちとひとつだった
ことがある同じ宇宙の子どもです。いま、ひとりで夜空を
見上げているけれど、すべてはつながっているのだ、と
いうことの意味が少しわかる気がします。