秋の野
増位山の頂から見る姫路市街、南側はお城がある市の中心部であるため、水田はほとんどありません。しかし、北側に目をやると市川沿いに水田がぽつぽつと残っています。先日まで稲穂が垂れていましたが、この前の三連休とこの週末でほぼ刈られてしまうようです。

数年前から感じていた左母趾の違和感は、モートン病ではないか、と思っています。足は内側と外側にある二ヵ所の縦アーチと一ヶ所の横アーチによって支えられています。足の指へ向かう神経は足の指の間を通っています。これらのアーチが崩れると、体重によって神経が圧迫され、しびれや痛みが出るようになります。これがモートン病です。

私は子どもの頃から外反母趾で、横アーチが崩れています。両足とも外反母趾ですが、左の方が程度はひどいのです。ハイヒールを履いたからというわけではなく、先天的に外反母趾になりやすい足だったようです。外反母趾そのものの痛みは全くなく、その点は幸いです。

外反母趾があると、歩くときに母趾側で蹴ることが難しくなり、足底の中足骨あたりで蹴る体重移動をしてしまいます。それによって滑液包と呼ばれるクッションの役割を果たす部分が炎症を起こし、指神経を圧迫します。

モートン病の特徴は症状がふたつの指にまたがって出現することです。第二趾と第三趾、第三趾と第四趾の間に見られることが多いようです。私の左母趾の場合も、第二趾の症状はそれほど強く感じませんでしたが、ちょうど鼻緒があたるあたりに違和感が出てきました。

指神経は感覚神経のため、症状はしびれや痛みのみで、運動機能が落ちることはありません。夏に整形外科で外反母趾用のインソールを作ってもらいました。今は靴にインソールを入れていますし、部屋ではくスリッパにもインソールを使っています。インソール作成に5万円以上かかったものの、先日3万円余りが健康保険から帰ってきました。

モートン病は外反母趾や偏平足と関係している場合が多いのですが、それ以外にも足にあわない靴を履き続けたり、ヒールの高い靴で滑液包部分を圧迫したりすると発症する可能性が高くなります。また、マラソンなどでこの部分に繰り返し強い衝撃が加わることによっても発症します。

決め手となる治療法はまだ整形外科領域でも確立されていないようです。まずは足にあわない靴を避け、三つのアーチを回復させる保存的療法が薦められるようです。インソールもそうでしょうし、できるだけ母趾球から母趾への体重移動を意識して歩くようにすることも大事でしょう。
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