□◆□…優嵐歳時記(47)…□◆□
いにしえの雛は卵の顔かたち 優嵐
金沢では、兼六園を訪ねました。その一角にある成巽閣は、1863年、
第13代の加賀藩主前田齊泰公によって造営されたもので、国の重要
文化財に指定されています。その中で、前田家の雛道具展がおこなわ
れていました。雛道具は蒔絵や切子硝子などの凝ったつくりで、
その見事さに思わず見入ってしまいました。
「雛」は鳥の雛ではなく、雛人形のことです。古い時代のお雛様は
ゆで卵に目鼻をつけたようなお顔立ちで、それがだんだんと時代を
経るにしたがって、いまのような形へと変化していった様子がよく
わかります。いまではすっかり新暦で祝うようになってしまった
雛祭りですが、桃が咲くこれからの季節が本来の雛祭りの時期です。
いにしえの雛は卵の顔かたち 優嵐
金沢では、兼六園を訪ねました。その一角にある成巽閣は、1863年、
第13代の加賀藩主前田齊泰公によって造営されたもので、国の重要
文化財に指定されています。その中で、前田家の雛道具展がおこなわ
れていました。雛道具は蒔絵や切子硝子などの凝ったつくりで、
その見事さに思わず見入ってしまいました。
「雛」は鳥の雛ではなく、雛人形のことです。古い時代のお雛様は
ゆで卵に目鼻をつけたようなお顔立ちで、それがだんだんと時代を
経るにしたがって、いまのような形へと変化していった様子がよく
わかります。いまではすっかり新暦で祝うようになってしまった
雛祭りですが、桃が咲くこれからの季節が本来の雛祭りの時期です。