□◆□…優嵐歳時記(54)…□◆□
花吹雪のせて地球の回りけり 優嵐
姫路は夕方から雨が降り始めました。今年の桜もこれでいよいよ見納め
です。すでに満開になって数日が過ぎていた桜は2、3日前から散り
始めていました。「久方のひかりのどけき春の日にしづごころなく花の
ちるらむ」と紀友則が詠んだように、桜が散っていくのを見るのは
なんともいえない心地がします。容赦ない時の経過を目の前に見せられ
るとでもいうのでしょうか。無常観…。
今日の午前中は仕事で最後のお花見を楽しむことができました。桜を
そば見ていると、やはり生きている花というのはいいなあと思いました。
どんなに人間が工夫をこらして実物に近い造花を作っても、やはり生花
にはかないません。「生きている」ということの不思議を思いました。
「生きている」というのは説明がつかない神秘な現象です。内側から
輝きが溢れてくるのです。
そんな姿のまま、桜は散っていこうとしています。花吹雪、やはり切なく
なります。
花吹雪のせて地球の回りけり 優嵐
姫路は夕方から雨が降り始めました。今年の桜もこれでいよいよ見納め
です。すでに満開になって数日が過ぎていた桜は2、3日前から散り
始めていました。「久方のひかりのどけき春の日にしづごころなく花の
ちるらむ」と紀友則が詠んだように、桜が散っていくのを見るのは
なんともいえない心地がします。容赦ない時の経過を目の前に見せられ
るとでもいうのでしょうか。無常観…。
今日の午前中は仕事で最後のお花見を楽しむことができました。桜を
そば見ていると、やはり生きている花というのはいいなあと思いました。
どんなに人間が工夫をこらして実物に近い造花を作っても、やはり生花
にはかないません。「生きている」ということの不思議を思いました。
「生きている」というのは説明がつかない神秘な現象です。内側から
輝きが溢れてくるのです。
そんな姿のまま、桜は散っていこうとしています。花吹雪、やはり切なく
なります。