2007年06月
【梅雨の雷】
【梅雨曇り】
□◆□…優嵐歳時記(1146)…□◆□
梅雨曇り水の匂いの近くあり 優嵐
今日は終日どんよりとしていました。お昼ごろにぱらっと
小雨が降りましたが、アスファルトをようやく濡らす
程度であがりました。湿度が高く、梅雨らしいお天気
でした。
夕方、増位山の山頂へいってみると、湿気のせいか景色
が霞んでいて、すぐそこの播磨灘さえ見えませんでした。
蒸し暑く、少し動くと汗が流れてきました。そろそろ
お茶を冷やすシーズンの始まりです。昨日から冷蔵庫で
緑茶を冷やしています。
梅雨曇り水の匂いの近くあり 優嵐
今日は終日どんよりとしていました。お昼ごろにぱらっと
小雨が降りましたが、アスファルトをようやく濡らす
程度であがりました。湿度が高く、梅雨らしいお天気
でした。
夕方、増位山の山頂へいってみると、湿気のせいか景色
が霞んでいて、すぐそこの播磨灘さえ見えませんでした。
蒸し暑く、少し動くと汗が流れてきました。そろそろ
お茶を冷やすシーズンの始まりです。昨日から冷蔵庫で
緑茶を冷やしています。
【若竹】
□◆□…優嵐歳時記(1145)…□◆□
若竹の真っ直ぐなるを見上げおり 優嵐
筍はすっかり生長し、緑の色が清々しい若竹になって
います。あまりにもあちこちに顔を出したために若竹
になりきれずに切られている竹もありますが、あの
繁殖力では無理も無いでしょう。
生長が速く一年で一人前の竹の姿になるのですから、
木よりはよほど消費に向いた素材です。日本人は、
藁と竹でさまざまな生活道具を作り使ってきました。
どちらもエコロジーな素材といえます。
若竹の真っ直ぐなるを見上げおり 優嵐
筍はすっかり生長し、緑の色が清々しい若竹になって
います。あまりにもあちこちに顔を出したために若竹
になりきれずに切られている竹もありますが、あの
繁殖力では無理も無いでしょう。
生長が速く一年で一人前の竹の姿になるのですから、
木よりはよほど消費に向いた素材です。日本人は、
藁と竹でさまざまな生活道具を作り使ってきました。
どちらもエコロジーな素材といえます。
【早苗月】
□◆□…優嵐歳時記(1144)…□◆□
山の青田の青さかん早苗月 優嵐
今日は陰暦五月十二日です。月がかなり丸くなって
います。夕方テニスコートに向かっていたら、緋色の
夕陽が沈んでいくところでした。「早苗月」は陰暦五月
の別称です。
皐月も早苗月を語源としたものだと言われています。
橘月、たぐさ月との呼び名もあり、梅雨の時期である
ことから、五月雨月(さみだれづき)、月みず月とも
いいます。
山の青田の青さかん早苗月 優嵐
今日は陰暦五月十二日です。月がかなり丸くなって
います。夕方テニスコートに向かっていたら、緋色の
夕陽が沈んでいくところでした。「早苗月」は陰暦五月
の別称です。
皐月も早苗月を語源としたものだと言われています。
橘月、たぐさ月との呼び名もあり、梅雨の時期である
ことから、五月雨月(さみだれづき)、月みず月とも
いいます。
【花くちなし】
□◆□…優嵐歳時記(1143)…□◆□
夜の窓開ければ匂う花くちなし 優嵐
さきほど入浴をすませ、涼むために窓を開けたら、
くちなしの香りがしました。くちなしの花、咲き初め
は真っ白ですが、すぐに黄色くなります。香りは甘く、
かなり遠くまで届きます。
夜気の中に漂うくちなしの花の香り。空気中の湿気が
多いため、香りが少し濃厚に感じられます。もうすぐ
七月ですが、まだ暑さはそれほどでもなく、夜は窓を
開ければ心地よい涼しさを感じられます。
夜の窓開ければ匂う花くちなし 優嵐
さきほど入浴をすませ、涼むために窓を開けたら、
くちなしの香りがしました。くちなしの花、咲き初め
は真っ白ですが、すぐに黄色くなります。香りは甘く、
かなり遠くまで届きます。
夜気の中に漂うくちなしの花の香り。空気中の湿気が
多いため、香りが少し濃厚に感じられます。もうすぐ
七月ですが、まだ暑さはそれほどでもなく、夜は窓を
開ければ心地よい涼しさを感じられます。
【浴衣】
□◆□…優嵐歳時記(1142)…□◆□
とりどりの浴衣の少女踏切に 優嵐
22日と23日は姫路の「ゆかた祭」でした。200年以上
の歴史があります。浴衣姿の親子連れや少女たちを
見かけました。
昨日の午前中は快晴でしたが、午後には雲が出始め夕方
からは雨になり、今日は一日中雨が降る梅雨らしいお天気
になりました。今年の梅雨は今までのところ、比較的
普通の梅雨だ、という印象です。降るべきときに降るべき
雨が降るべき量だけ降ってくれる、それがいいですね。
とりどりの浴衣の少女踏切に 優嵐
22日と23日は姫路の「ゆかた祭」でした。200年以上
の歴史があります。浴衣姿の親子連れや少女たちを
見かけました。
昨日の午前中は快晴でしたが、午後には雲が出始め夕方
からは雨になり、今日は一日中雨が降る梅雨らしいお天気
になりました。今年の梅雨は今までのところ、比較的
普通の梅雨だ、という印象です。降るべきときに降るべき
雨が降るべき量だけ降ってくれる、それがいいですね。
【青葉山】
【夏至】
□◆□…優嵐歳時記(1140)…□◆□
ひとり聞く終日夏至の雨音を 優嵐
今日は夏至です。朝から雨が降り、日の出も日の入りも
見ることはできませんでした。春分・夏至・秋分・冬至
は暦の基本となる日です。人類がいつ暦を発明したのか
はわかりませんが、太古の昔の人々もこれらの日の重要性
を認識していました。
世界各地に残る古代の巨石建造物の多くが、これら特別な
日の太陽光線がある一定の場所に差し込むように考えて
作られています。何のためにそうしたのか、は今となって
は想像するしかありませんが、彼らが正確な暦を持って
いたのは確かです。
ひとり聞く終日夏至の雨音を 優嵐
今日は夏至です。朝から雨が降り、日の出も日の入りも
見ることはできませんでした。春分・夏至・秋分・冬至
は暦の基本となる日です。人類がいつ暦を発明したのか
はわかりませんが、太古の昔の人々もこれらの日の重要性
を認識していました。
世界各地に残る古代の巨石建造物の多くが、これら特別な
日の太陽光線がある一定の場所に差し込むように考えて
作られています。何のためにそうしたのか、は今となって
は想像するしかありませんが、彼らが正確な暦を持って
いたのは確かです。
【ほととぎす】
□◆□…優嵐歳時記(1139)…□◆□
頂の風遠くよりほととぎす 優嵐
増位山にはいろいろな野鳥がいます。春から夏にかけて
もっともよく聞こえるのはウグイスの声です。最近は
よくホトトギスを聞きます。古くから和歌に詠われて
おり、百人一首の「ほととぎす鳴きつる方をながむれば
ただ有明の月ぞ残れる」(後徳大寺左大臣)などが有名
です。
春の花、夏のほととぎす、秋の月、冬の雪が四季を代表
する歌の題詠だったといいます。夏鳥として九州から北
の山林に渡ってきます。鳴き声は「テッペンカケタカ」
「特許許可局」などさまざまに聞きなされています。
頂の風遠くよりほととぎす 優嵐
増位山にはいろいろな野鳥がいます。春から夏にかけて
もっともよく聞こえるのはウグイスの声です。最近は
よくホトトギスを聞きます。古くから和歌に詠われて
おり、百人一首の「ほととぎす鳴きつる方をながむれば
ただ有明の月ぞ残れる」(後徳大寺左大臣)などが有名
です。
春の花、夏のほととぎす、秋の月、冬の雪が四季を代表
する歌の題詠だったといいます。夏鳥として九州から北
の山林に渡ってきます。鳴き声は「テッペンカケタカ」
「特許許可局」などさまざまに聞きなされています。