優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2007年07月

□◆□…優嵐歳時記(1178)…□◆□

  正面に月見て帰る七月尽  優嵐

昨夜は満月でした。山の端に出た月を眺めながら、
テニスコートから帰りました。いつの間にか七月も
最終日、月日が飛ぶように去っていきます。日暮れの
時間が少し早くなってきたのがわかります。

昼間はお天気がよく、山も川もくっきりと見え、すでに
秋の声を近くに聞いているような気がしました。
猛暑や炎暑は、今年も経験しないうちに過ぎそうです。

□◆□…優嵐歳時記(1177)…□◆□

  夏ぐれの中を向かいし投票所  優嵐

昨日の投票には夕方出かけました。お昼過ぎから空模様が
あやしくなり、雷雨が来るのかと思っていましたが、
ほとんど雷は鳴らず、雨が降っただけでした。「夏ぐれ」
とは盛夏に降るにわか雨のことです。スコールや夕立に
近い雨をさしています。

今年は世界中が天候不穏で、東欧・南欧が熱波、西欧が
冷夏と豪雨、中国も干ばつと豪雨、オーストラリアは豪雨、
アメリカは歴史的干ばつに見舞われ、深刻な被害が出て
いるそうです。

□◆□…優嵐歳時記(1176)…□◆□

  朝涼の窓よりの風朝寝する  優嵐

日中の気温が高くなり、夜も暑さの余韻が続いています。
都会では、冷房がなければ眠れないでしょう。幸い、窓
を開けていても物騒というわけではありませんので、
風を通しながら眠ることができます。

朝、部屋の中を通っていく風の心地よさ。目が覚めて、
もう少し夢とうつつの間でうつらうつらするのはいい
ものです。蝉が鳴き出し、盛夏の一日が始まります。

□◆□…優嵐歳時記(1175)…□◆□

  夏たけなわ兄弟ラジオ体操へ  優嵐

夏休みに入って一週間、梅雨もあけ、ようやく真夏らしい
気温になってきました。朝、ラジオ体操に出かけていく
子どもたちの声が聞こえてきます。今もスタンプを押して
もらったりするのでしょうか。

この暑さの中で、明日は参議院議員選挙の投票日です。
なぜわざわざこんなに暑い時期を選んで選挙をするので
しょうか。冷房のない投票所もあり、そこで13時間あまり
投票事務にあたる人も大変だと思います。

□◆□…優嵐歳時記(1174)…□◆□

  火箸いま風鈴となり澄む風に  優嵐

姫路の伝統工芸品に「明珍火箸風鈴」があります。
その名のとおり火箸を組み合わせて風鈴にしたもので、
余韻のある澄みきった音色が特徴です。

現代で52代目という長い伝統を持つ明珍家は、もともと
甲冑師でした。明治になって余技であった火箸製作に
活路を見出します。その後、生活の変化とともに火箸の
需要は激減。そこで、51代がその音を生かして風鈴へと
生まれ変わらせます。

甲冑から風鈴までの紆余曲折、時代の大きな変化の中で
先祖の技術を絶やさないように工夫された発想の
素晴らしさを思います。

□◆□…優嵐歳時記(1173)…□◆□

  まっさらのキッチンばさみ梅雨明ける  優嵐

近畿地方は24日ごろに梅雨明けした模様です。それでも
比較的今の時期としては涼しいように思います。暑くて
たまらない、という感じではありません。

キッチンばさみを新しくしました。これまでは百円
ショップで買ったはさみを使っていたのですが、最近
非常に切れ味が落ちていたのです。

新しいはさみはブレードを取り外して洗うことができます。
食品で汚れることが多いですから、こうした機能は重宝
します。いい道具は使って気持ちのよいものです。

□◆□…優嵐歳時記(1172)…□◆□

  半ズボンつるりと撫でし膝頭  優嵐

夏はショートパンツの季節です。タンクトップとショート
パンツが部屋着です。今着ているのは、ユニクロの
新素材を使ったものです。肌触りがさらりとしていて
汗をかいても快適です。

部屋で着る服というのは、ゆったりとして締め付けがなく
動きやすいものになります。家で仕事をしていますから、
一日中こういう格好でいられ、リラックスし放題です。

□◆□…優嵐歳時記(1171)…□◆□

  夕涼しアイルランドの歌を聴く  優嵐

快晴の一日でした。夏のまぶしい日差しと青空。まだ
梅雨明けの発表はありませんが、今日のようなお天気が
続けば、もう盛夏です。

いいお天気の日は窓を開け、部屋に風を通します。
リクライニングチェアに寝そべって南風に吹かれつつ
音楽を聴くのはいいものです。日差しに輝く白い雲、
夏の幸福ですね。

□◆□…優嵐歳時記(1170)…□◆□

  大暑なる青空なつかしく仰ぐ  優嵐

今日は二十四節気の大暑です。夏の最後の気にあたり、
もっとも暑さが厳しいころです。お昼ごろから青空が
広がり、久しぶりに夏らしい日差しが戻ってきました。
しかし、暑くてたまらない、というところまではいかず、
今も扇風機なしで快適な気温です。

国民年金と国民健康保険料の支払いを済ませてきました。
年金も健康保険もいろいろありますが、健康で支払いが
できるだけの収入が得られることが、まずありがたい
と思い、にっこり笑って支払いです。

□◆□…優嵐歳時記(1169)…□◆□

  夏休み始まる弾みしリコーダー  優嵐

あいかわらずお天気はぐずついています。雨が落ちず
とも、晴れません。夜に入ってかなり強い通り雨があり
ました。梅雨の終わりは雷、といわれていますが、
その雷もここしばらくありません。

夏休み、小学生のころは毎日学校のプールへ泳ぎに
行っていました。午前中のプールが好みでした。時には
水着のまま行き帰りして、のんびりしていましたね。

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