優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2007年08月

□◆□…優嵐歳時記(1184)…□◆□

  立秋や祈りの人の中にいる  優嵐

昨日は立秋でした。空港へ向かう前に台北北部にある
行天宮へ連れて行ってもらいました。三国志の武将・
関羽を祀っている廟です。祈りの声がマイクから流れ、
初詣の神社のような大変な人出です。

線香の煙がたちこめ、人々が熱心に祈っています。
六日月のような形をした道具を二つ手に持って、祈り
ながら何度も手から落としている人がいます。ある
決まった形になれば、神様からOKがもらえたことに
なるのだそうです。

□◆□…優嵐歳時記(1183)…□◆□

  夏の果て南へ向けて旅に出る  優嵐

今日から台湾へ行きます。立秋が過ぎてから帰国する
ため、夏の句はこれで終わりです。以前、決まった勤務
を持っていたころは、休みのたびにこれでもかという
ほど国内・海外を含めてあちこちへ行っていました。

今は時間が自由になるのに不思議に旅の欲求は少なく
なり、独立以来初めての海外旅行です。なぜあのころ
あれほどどこかへ行きたかったのか。今にして思えば
やはり勤務が嫌でたまらなかったのだ、と思います。

どこかへ逃げ出したい、この自分を縛る鎖を断ち切って
どこかへ行きたい…、そんなことばかりを考えていた
のです。押さえつけられたバネ、圧縮された空気、誰の
せいでもないですが、自分の行き場がなかったそんな
日々でした。

□◆□…優嵐歳時記(1182)…□◆□

  夏料理囲みあのころに戻る  優嵐

学生時代の友人数人と集まって食事をしてきました。
他の同級生の近況や職場のこと、学生時代の話など
あれこれ話が弾みました。「光陰矢の如し」という言葉が
年々リアルさを増していきます。

子どものころは、人生はものすごく長いものだという気が
していましたが、最近では、うたかたのようなものだ、と
実感するようになりました。ただ夏の夜の夢、という
感じでしょうか。

□◆□…優嵐歳時記(1181)…□◆□

  あらし接近溽暑の夜に目覚めけり  優嵐

昨夜は台風が近づき、眠るころにはしだいに風が強く
なっていました。朝方、蒸し暑さに目が覚めました。
窓をあけるわけにもいかず、扇風機を回して再度眠り
直しました。

台風は北上して山口県から日本海に回り、午前中は強い
雨と風でした。昨夜は北からの風でしたが、日中には
南風に変わっていました。台風の移動にともなって
風の向きが変化したのでしょう。夕方にはほぼ雨も
やみ、平穏な天気になりました。

□◆□…優嵐歳時記(1180)…□◆□

  釣竿を肩に少年晩夏光  優嵐

暦の上の夏は間もなく終わりです。台風が接近している
ようです。台風は秋のものでしたが、最近は梅雨時、
真夏のものも珍しくなくなってきました。九州、四国は
そろそろ台風の影響が出始めているのでしょうか。
姫路はまだ普段とほとんど変わりない雰囲気です。

今年は、湯川秀樹、高見順、中原中也、井上靖、淡谷
のり子生誕100年にあたります。こうして見ると、
なんだか不思議な気がします。

□◆□…優嵐歳時記(1179)…□◆□

  静けさを深呼吸して夏未明  優嵐

朝早く目覚めて、久しぶりに少し外を歩いていきました。
夜明けのころというのはどの季節でもいいものです。
昼間の暑さがなりをひそめ、20度そこそこの気温に
少し肌寒いほどでした。

コンビニなど一晩中営業しているところもありますが、
それでも、この時間帯は人の動きが最も少なく、
清々しい気分を味わえます。早起きはやはりいいもの
ですね。また以前のように早朝散歩を始めてみるのも
いいかも、と思いました。

このページのトップヘ