2008年01月
【雪】
□◆□…優嵐歳時記(1346)…□◆□
昼の雪ひとを静かにさせるべく 優嵐
朝から曇っており北を見ると山が雪雲に隠れていました。
奥は雪だなと思っていると、お昼前からこちらでも雪が
降り始めました。細かな雪ですが、積もることはない
でしょう。このまま夜に入れば別ですが。
このあたりの雪は昼間に降っても気温が高いので、
すぐに溶けてしまいます。雪国の雪とは趣が違い、淡い
はかない雰囲気を持っています。雪国では、雪は冬を
支配する魔王のような存在でしょうけれど。
昼の雪ひとを静かにさせるべく 優嵐
朝から曇っており北を見ると山が雪雲に隠れていました。
奥は雪だなと思っていると、お昼前からこちらでも雪が
降り始めました。細かな雪ですが、積もることはない
でしょう。このまま夜に入れば別ですが。
このあたりの雪は昼間に降っても気温が高いので、
すぐに溶けてしまいます。雪国の雪とは趣が違い、淡い
はかない雰囲気を持っています。雪国では、雪は冬を
支配する魔王のような存在でしょうけれど。
【日脚伸ぶ】
【寒土用】
□◆□…優嵐歳時記(1344)…□◆□
後悔はせず反省を寒土用 優嵐
今日は土用です。現在では、土用といえば夏のものを
指していますが、元来は暦法の陰陽五行説に由来し、
一年に四回の土用が設けられていました。
立春、立夏、立秋、立冬の前の各々十八日間が、
それぞれの季の土用です。寒土用は冬の土用で、小寒
のあと、十三日目に土用に入ります。
人間は、バカなことをやって後悔はするものの、反省は
なかなかできず、同じバカなことを何度も繰り返して
しまうものです。今日の句は自戒をこめて。
後悔はせず反省を寒土用 優嵐
今日は土用です。現在では、土用といえば夏のものを
指していますが、元来は暦法の陰陽五行説に由来し、
一年に四回の土用が設けられていました。
立春、立夏、立秋、立冬の前の各々十八日間が、
それぞれの季の土用です。寒土用は冬の土用で、小寒
のあと、十三日目に土用に入ります。
人間は、バカなことをやって後悔はするものの、反省は
なかなかできず、同じバカなことを何度も繰り返して
しまうものです。今日の句は自戒をこめて。
【風花】
【寒風】
□◆□…優嵐歳時記(1342)…□◆□
上気せし頬に寒風ここちよく 優嵐
昨夜はナイターでテニスをしました。寒いときですが、
コートに出てしばらく動いていると汗ばんできます。
汗をよくかく私としては、真夏よりも今の時期の方が
動きやすいとさえいえます。
テニスのようにゲーム性の高いスポーツはウォーキング
やスイミングとはまた異なる面白さがあります。身体を
動かすことの爽快さとともに、勝負や駆け引きを楽しむ
ことができるのです。
ある程度技術が伴わないと楽しめませんが、だから
こその魅力があります。少人数ででき、年齢を問わず
子どもから高齢者までプレーできるテニスは、習得すると
長く親しんでいけるスポーツだと思います。
上気せし頬に寒風ここちよく 優嵐
昨夜はナイターでテニスをしました。寒いときですが、
コートに出てしばらく動いていると汗ばんできます。
汗をよくかく私としては、真夏よりも今の時期の方が
動きやすいとさえいえます。
テニスのようにゲーム性の高いスポーツはウォーキング
やスイミングとはまた異なる面白さがあります。身体を
動かすことの爽快さとともに、勝負や駆け引きを楽しむ
ことができるのです。
ある程度技術が伴わないと楽しめませんが、だから
こその魅力があります。少人数ででき、年齢を問わず
子どもから高齢者までプレーできるテニスは、習得すると
長く親しんでいけるスポーツだと思います。
【大霜】
□◆□…優嵐歳時記(1341)…□◆□
大霜のやがて明るき鳥の声 優嵐
今朝は冷え込みました。晴れて風がなく、こんな日は
霜が降ります。窓から見える家々の屋根も河原も
霜に覆われていました。久しぶりに寒中らしい寒さを
体感し、真冬はやはりこうでなくては、と思います。
暖かい方が過ごしやすいのは確かですが、寒いときは
しっかり寒いのが四季の巡りとしては望ましいあり方
です。霜が降りる日はいいお天気ですから、昼ごろに
なると、寒さがゆるんで暖かくなります。
頂はまったく風がありませんでした。石のベンチも
太陽に暖められて心地よく、しばらくそこで寝転んで
いました。幸せというのは、こういうひとときです。

大霜のやがて明るき鳥の声 優嵐
今朝は冷え込みました。晴れて風がなく、こんな日は
霜が降ります。窓から見える家々の屋根も河原も
霜に覆われていました。久しぶりに寒中らしい寒さを
体感し、真冬はやはりこうでなくては、と思います。
暖かい方が過ごしやすいのは確かですが、寒いときは
しっかり寒いのが四季の巡りとしては望ましいあり方
です。霜が降りる日はいいお天気ですから、昼ごろに
なると、寒さがゆるんで暖かくなります。
頂はまったく風がありませんでした。石のベンチも
太陽に暖められて心地よく、しばらくそこで寝転んで
いました。幸せというのは、こういうひとときです。
【虎落笛】
□◆□…優嵐歳時記(1340)…□◆□
人生は生き抜くことぞ虎落笛 優嵐
前の職場の同僚が自殺したという報せを受けました。
ご遺族の心中を思うと、自殺というのは残される人
にとって残酷な死に方だ、と思わざるをえません。
遺言状は書いておくべきですが、”遺書”は書いては
ならないものです。
自分自身、最も衝撃を受けた死というのは、高校生の
ときの友人の自殺でした。戦争も飢えもない日本で
年間自殺者三万人を超えています。漠然とした閉塞感
や虚しさにとらわれる、というのはなんとなく理解
できます。
「何のために生きていかなければならないのだろう」と
考えたことは誰でも一度はあるでしょう。ただ、今は
そういうことは生身の人間には知りえないことだ、と
思うようになりました。
それは、神仏の視点でしか知りえないことではないで
しょうか。人間は地図を持たない人生の航海者です。
不安になったり苦しくなったり…、でもやっぱり
今、このときを生きていくことが何よりも大切なこと
ではないか、と思います。
人生は生き抜くことぞ虎落笛 優嵐
前の職場の同僚が自殺したという報せを受けました。
ご遺族の心中を思うと、自殺というのは残される人
にとって残酷な死に方だ、と思わざるをえません。
遺言状は書いておくべきですが、”遺書”は書いては
ならないものです。
自分自身、最も衝撃を受けた死というのは、高校生の
ときの友人の自殺でした。戦争も飢えもない日本で
年間自殺者三万人を超えています。漠然とした閉塞感
や虚しさにとらわれる、というのはなんとなく理解
できます。
「何のために生きていかなければならないのだろう」と
考えたことは誰でも一度はあるでしょう。ただ、今は
そういうことは生身の人間には知りえないことだ、と
思うようになりました。
それは、神仏の視点でしか知りえないことではないで
しょうか。人間は地図を持たない人生の航海者です。
不安になったり苦しくなったり…、でもやっぱり
今、このときを生きていくことが何よりも大切なこと
ではないか、と思います。
【初霰】
□◆□…優嵐歳時記(1339)…□◆□
にぎやかに森に響きし初霰 優嵐
やはり暖冬でしょうか。この冬はまだ雪が降っておらず、
霰もこれが初めてです。しぐれ雲があちこち動いている
のが見えましたが、森へ行きました。
予想通りしぐれがやってきました。ただ、木々の葉に
当たる音が大きく、霰だろうと思っていると、地面にも
いくつか霰が降ってきました。
にぎやかに森に響きし初霰 優嵐
やはり暖冬でしょうか。この冬はまだ雪が降っておらず、
霰もこれが初めてです。しぐれ雲があちこち動いている
のが見えましたが、森へ行きました。
予想通りしぐれがやってきました。ただ、木々の葉に
当たる音が大きく、霰だろうと思っていると、地面にも
いくつか霰が降ってきました。
【寒の内】
□◆□…優嵐歳時記(1338)…□◆□
遺言の話などして寒の内 優嵐
風雨の朝でした。昼ごろに雨はあがり、風が残りました。
少し寒くなるようです。自分の遺言状を書くべくいろいろ
本を読んでいるうちに、親に遺言状を書いてもらって
おいた方がいいなと気づきました。
両親のどちらか一方が亡くなった場合の相続(一次相続)
は比較的スムーズにいくようですが、残った方の親も
亡くなったときの二次相続はなかなか大変なことが多く、
もめることにもなりやすいようです。
わずかな資産をめぐってわずかな親族がトラブルになる
というようなことだけは避けたいですね。
遺言の話などして寒の内 優嵐
風雨の朝でした。昼ごろに雨はあがり、風が残りました。
少し寒くなるようです。自分の遺言状を書くべくいろいろ
本を読んでいるうちに、親に遺言状を書いてもらって
おいた方がいいなと気づきました。
両親のどちらか一方が亡くなった場合の相続(一次相続)
は比較的スムーズにいくようですが、残った方の親も
亡くなったときの二次相続はなかなか大変なことが多く、
もめることにもなりやすいようです。
わずかな資産をめぐってわずかな親族がトラブルになる
というようなことだけは避けたいですね。