2008年03月
【花の雨】
□◆□…優嵐歳時記(1416)…□◆□
咲き初めし枝へ静かに花の雨 優嵐
一日中雨でした。お花見を計画されていた方には残念な
雨だったかもしれません。開き始めたソメイヨシノに
降る雨は明るく、華やいだ雰囲気です。少し気温が下がり
花冷え気味の日曜でした。
栄転の方にお花を贈るため、花屋さんへ行きました。
4月1日指定の配達が目白押しの様子です。新しく着任
されたその日に届くお花にお祝いの意味がこめられて
いるので、花屋さんも多忙な一日になるのでしょう。
咲き初めし枝へ静かに花の雨 優嵐
一日中雨でした。お花見を計画されていた方には残念な
雨だったかもしれません。開き始めたソメイヨシノに
降る雨は明るく、華やいだ雰囲気です。少し気温が下がり
花冷え気味の日曜でした。
栄転の方にお花を贈るため、花屋さんへ行きました。
4月1日指定の配達が目白押しの様子です。新しく着任
されたその日に届くお花にお祝いの意味がこめられて
いるので、花屋さんも多忙な一日になるのでしょう。
【初燕】
【藪椿】
□◆□…優嵐歳時記(1414)…□◆□
藪つばき風強ければ陽をかえし 優嵐
姫路でもソメイヨシノが開花し始めました。来週末が
お花見には最適だろうと思います。ちらほら咲きを愛でる
のもまたいいものですが。暖かい日が続くと瞬く間に
開花が進みますから、少し花冷えがあるとありがたい
ところです。
花々が咲き、句の材料も豊富です。やはり冬よりは花の
あるこの時期が俳句を詠むにも楽しいものです。梅林は
いま八重の梅が咲いています。桜も八重は遅れて咲き
ますが、梅もそのようです。
藪椿の周りを落ちた椿が紅く彩っています。しかし、枝
にはまだぎっしり蕾がついて、咲くのを待っています。
「つらつら椿」という言葉があるように、藪椿の花期は
長く、次々と咲いていきます。
藪つばき風強ければ陽をかえし 優嵐
姫路でもソメイヨシノが開花し始めました。来週末が
お花見には最適だろうと思います。ちらほら咲きを愛でる
のもまたいいものですが。暖かい日が続くと瞬く間に
開花が進みますから、少し花冷えがあるとありがたい
ところです。
花々が咲き、句の材料も豊富です。やはり冬よりは花の
あるこの時期が俳句を詠むにも楽しいものです。梅林は
いま八重の梅が咲いています。桜も八重は遅れて咲き
ますが、梅もそのようです。
藪椿の周りを落ちた椿が紅く彩っています。しかし、枝
にはまだぎっしり蕾がついて、咲くのを待っています。
「つらつら椿」という言葉があるように、藪椿の花期は
長く、次々と咲いていきます。
【初桜】
□◆□…優嵐歳時記(1413)…□◆□
朝もやに浮かびし峰の初桜 優嵐
水蒸気が多い今頃の季節、もやの中から咲き始めた
山桜が姿を現してきます。この風景は、油絵よりやはり
日本画にむいている、と感じます。屏風絵とか襖絵とか
そういうものにぴったりです。
風土は精神にも大きな影響を与えます。唯一神との契約
を基にしたユダヤ、キリスト、イスラムといった一神教は
すべて砂漠で誕生しました。穏やかで柔らかな日本の
ような風土ではおそらく生まれない宗教だと思います。
朝もやに浮かびし峰の初桜 優嵐
水蒸気が多い今頃の季節、もやの中から咲き始めた
山桜が姿を現してきます。この風景は、油絵よりやはり
日本画にむいている、と感じます。屏風絵とか襖絵とか
そういうものにぴったりです。
風土は精神にも大きな影響を与えます。唯一神との契約
を基にしたユダヤ、キリスト、イスラムといった一神教は
すべて砂漠で誕生しました。穏やかで柔らかな日本の
ような風土ではおそらく生まれない宗教だと思います。
【山桜】
□◆□…優嵐歳時記(1412)…□◆□
山桜朝日の中に咲き初めし 優嵐
朝、窓を開けて東の山を見ると、中腹にある山桜が
咲きだしています。去年も最初に咲き始めた木だった
ように思います。
ソメイヨシノの蕾はふくらんで今にもはじけそうですが、
まだ咲いているものはないようです。とはいえ、開花
し始めると早いですから、日当たりのいいところなど
ではもう咲いているかもしれません。
桜が咲き始めると春もいよいよクライマックスです。
桜が咲く頃は春の花々にとっても開花にいい時期なのか、
百花繚乱の趣になってきています。
山桜朝日の中に咲き初めし 優嵐
朝、窓を開けて東の山を見ると、中腹にある山桜が
咲きだしています。去年も最初に咲き始めた木だった
ように思います。
ソメイヨシノの蕾はふくらんで今にもはじけそうですが、
まだ咲いているものはないようです。とはいえ、開花
し始めると早いですから、日当たりのいいところなど
ではもう咲いているかもしれません。
桜が咲き始めると春もいよいよクライマックスです。
桜が咲く頃は春の花々にとっても開花にいい時期なのか、
百花繚乱の趣になってきています。
【芽吹く】
□◆□…優嵐歳時記(1411)…□◆□
芽吹く木の香に充たさるる闇夜かな 優嵐
木の芽時です。あたりの空気がその香りに充たされて、
夜ともなればさらに濃厚な感じがします。この香りを
どのように表現すればいいものか。
昨日、自然歩道で開花し始めたコバノミツバツツジを
見つけました。ソメイヨシノやヤマザクラより早い
開花です。これらはほぼ同時期に花を開き始めますが、
毎年微妙にそれらが前後します。このあたりも面白い
ところです。
芽吹く木の香に充たさるる闇夜かな 優嵐
木の芽時です。あたりの空気がその香りに充たされて、
夜ともなればさらに濃厚な感じがします。この香りを
どのように表現すればいいものか。
昨日、自然歩道で開花し始めたコバノミツバツツジを
見つけました。ソメイヨシノやヤマザクラより早い
開花です。これらはほぼ同時期に花を開き始めますが、
毎年微妙にそれらが前後します。このあたりも面白い
ところです。
【すみれ草】
□◆□…優嵐歳時記(1410)…□◆□
うつむけば靴先にありすみれ草 優嵐
増位山の梅林では、梅の最盛期は終わろうとしています。
最も早く咲いていた紅梅はかなり散り、一番遅く咲く
白梅のひとつが最後の花を咲かせようとしています。
桜のようにあっというまに咲いて盛大に散るという花
ではなく、長い時間楽しませてくれます。
梅を楽しみながらふと視線を足元に落とすとスミレが
咲いていました。紅梅の花びらがスミレのまわりに
散っており、この色彩のとりあわせがまたいいものです。
そのそばでひらひらと飛ぶモンキチヨウを見ました。
うつむけば靴先にありすみれ草 優嵐
増位山の梅林では、梅の最盛期は終わろうとしています。
最も早く咲いていた紅梅はかなり散り、一番遅く咲く
白梅のひとつが最後の花を咲かせようとしています。
桜のようにあっというまに咲いて盛大に散るという花
ではなく、長い時間楽しませてくれます。
梅を楽しみながらふと視線を足元に落とすとスミレが
咲いていました。紅梅の花びらがスミレのまわりに
散っており、この色彩のとりあわせがまたいいものです。
そのそばでひらひらと飛ぶモンキチヨウを見ました。
【彼岸】
【瑠璃立羽】
□◆□…優嵐歳時記(1408)…□◆□
いちはやく光へ飛び立つ瑠璃立羽 優嵐
梅林でこの春最初の蝶を見ました。ルリタテハです。
黒地に瑠璃色の帯が光る美しい蝶です。成虫のまま越冬
した個体でしょう。蝶の動きは素早く、あまりゆっくり
見ることはできませんが、今日の蝶は木のベンチで
しばらく休んでいてくれました。
東京、熊本、静岡ではソメイヨシノが咲き始めたとか。
姫路でも一週間以内には咲き始めるかもしれません。
最近急に暖かくなりましたから。
いちはやく光へ飛び立つ瑠璃立羽 優嵐
梅林でこの春最初の蝶を見ました。ルリタテハです。
黒地に瑠璃色の帯が光る美しい蝶です。成虫のまま越冬
した個体でしょう。蝶の動きは素早く、あまりゆっくり
見ることはできませんが、今日の蝶は木のベンチで
しばらく休んでいてくれました。
東京、熊本、静岡ではソメイヨシノが咲き始めたとか。
姫路でも一週間以内には咲き始めるかもしれません。
最近急に暖かくなりましたから。