優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2008年06月

□◆□…優嵐歳時記(1487)…□◆□

  早苗いま雲を映せる田にありぬ  優嵐

周辺の田植が終り、早苗が田の水面に顔を出して並んで
います。しばらくは周りの風景が映っていますが、
すぐに苗が育って水田は苗色に覆われるようになります。

やがて青々と苗が育ち、そこを渡っていく風の道が
見えるようになると真夏です。秋には黄金色に色づき、
稲刈りとなります。刈田になるまでほぼ四ヶ月、田の
色彩の変化を楽しみます。

□◆□…優嵐歳時記(1486)…□◆□

  髪切って六月の風かろやかに  優嵐

久しぶりに髪を切りに行きました。髪が多く、ある程度
の長さまではいいですが、それ以上になると重く感じる
ようになります。平安時代の貴族のお姫様など、
あれだけ髪が長いとなかなか大変だったでしょう。

平安時代ほどでなくとも、その後も女性は髪を長く伸ばし
髷を結っていました。女性のヘアスタイルが初めて男性
並みに短くなってまだ100年もたっていません。

古い写真を見ると、この100年の間で男性の服装は
それほど変化していないのに、女性の方は大きく変って
います。女性の地位の変化につれて服装も変っていった
と考えられます。

080608

□◆□…優嵐歳時記(1485)…□◆□

  田植機の音高かりし今日の晴れ  優嵐

今日も穏かな晴天でした。この週末は田植の総仕上げと
いう印象です。農作業をされる方には雨が落ちない方が
いいでしょう。

今では田植は一日で終わってしまいますが、すべて手作業
だった時代は本当に重労働だっただろうと思います。
「代馬」や「牛馬冷やす」という季語から、農作業に牛や
馬も欠かせない重要な役割を負っていた時代があったのだ
としのばれます。

□◆□…優嵐歳時記(1484)…□◆□

  水鏡広がり代田となりゆきぬ  優嵐

すでに田植が終わっている田もありますが、今から水を
入れようという田もあります。今日はいいお天気で、
水が入りつつある田に青空が映っていました。

家の前に植えられている紫陽花がしだいに色づいてきて
います。花の色が微妙に移り変わることから「七変化」
とも呼ばれます。花言葉の「移り気」もそこからの由来
でしょう。

080606

□◆□…優嵐歳時記(1483)…□◆□

  ほととぎす鳴くや静かな雨の中  優嵐

一昨日あたりから家の近所でホトトギスが鳴いています。
キョッキョッキョッ、キョキョキョと何度もくり返し
朝から日が暮れるまで囀っています。繁殖期なので、
雄としては必死の囀りというところでしょう。

「鳴いて血を吐くホトトギス」とは、なるほどと思います。
この鳥は”托卵”というおもしろい性質を持っています。
他の野鳥の巣に卵を産み、その鳥に雛を育てさせて
しまうのです。

主な托卵相手はウグイスです。ウグイスの囀りも聞こえ
ますので、このウグイスが托される相手かしらと少々
気の毒になります。ホトトギスはウグイスよりずっと
大きく、図鑑を見ると、自分より巨大になった雛に
せっせと餌を運んでいる写真が載っています。

どうして仮親は雛を育てるのか、と不思議に思いますが、
これは本能行動で、自分の作った巣の中に卵があるのを
見ると抱卵してしまい、巣の中の雛が声を出すのを聞き、
口を開けるのを見ると給餌してしまうのだそうです。

□◆□…優嵐歳時記(1482)…□◆□

  仕事終えひと盛りのさくらんぼ食ぶ  優嵐

さくらんぼの季節です。日本産のものよりは輸入物の
アメリカンチェリーがどこでもよく出回っていて、
こちらの方がおなじみです。日本産とは一味違う風味
があり、大粒で手軽に食べられます。

カリフォルニア産が五月から六月いっぱい、オレゴンと
ワシントン産が六月半ばから七月いっぱいまでと、輸入
果物ながら、季節感に溢れています。あの暗紅色は
マホガニーレッドと呼ばれるそうです。

□◆□…優嵐歳時記(1481)…□◆□

  夏の花咲かせて角の園芸店  優嵐

朝方雨が残っていましたが、早いうちにやみ、夜には
テニスをすることができました。一週間前より気温は
低く、あまり汗をかきませんでした。

曇っていましたが、それでも日暮れの遅さははっきり
わかりました。梅雨に入って日差しがなく、気温が低く
なることを「梅雨寒」あるいは「梅雨冷え」といいます。
湿気の影響もあるのでしょう。

080603

□◆□…優嵐歳時記(1480)…□◆□

  待つことも仕事のひとつ梅雨に入る  優嵐

近畿地方は今日梅雨入りした模様です。平年より4日、
昨年より12日早く、かなり早めの梅雨入りといえそう
です。明ける方も早めに明けてくれるといいのですが。

このところ本格的な梅雨になるのが遅く、七月も後半に
なってから梅雨らしいお天気になり、そのまま梅雨明けが
遅れて梅雨が明けた頃には、立秋が間近という夏が続き
ました。

やはり本当の真夏をもう少し長く楽しみたいものです。
梅雨明けから立秋までの、蝉時雨や向日葵、あれこそ
日本の夏ですから。

□◆□…優嵐歳時記(1479)…□◆□

  板の間も畳も今朝の素足に触れ  優嵐

六月になり、快晴のまぶしい朝でした。服装も完全に
夏のものになっています。しかし、まだじっとしていて
汗をかくほどの暑さではありません。

湯上りのストレッチングはずっと続けていますが、最近、
”伸ばす”のではなく”緩める”のがコツだということ
に気がつきました。ストレッチポールを使って身体を
リラックスさせ、それからストレッチングをやると
さらに効果的です。

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