□◆□…優嵐歳時記(2426)…□◆□
処女雪に足跡残し頂へ 優嵐
成人の日の10日は、兵庫50山のひとつ、宍粟市山崎町の長水山(ちょうずいさん)に登ってきました。標高584mの低い山ですが、頂上には播磨の豪族赤松氏が築いたとされる山城がありました。現在も石垣が残っています。城主宇野祐清のとき、天下統一を目指す織田信長の配下であった羽柴秀吉に滅ぼされました。
山城のある山は例外なく眺望に恵まれています。ここもお天気がよければ四国まで望めるのですが、10日の午前中は雪が舞いました。麓の伊水小学校に車を停め、そこから登っていきました。積雪は数センチほどでしたが、雪の中を登ることはめったになく、新鮮な思いがしました。このコースは登山道が丸太で補強された階段状になっており、問題なく登ることができました。
木々の枝に積もった雪が樹氷のように見えます。頂上には戦で亡くなった武士を弔うために建てられたという日蓮宗信徳寺があり、その手前には民家があります。お寺の母屋だということで、住んでおられる方の姿がありました。車が登れるような道路はなく、普段の買物などはどうされているのだろう、と不思議に思いました。
細かな雪が降り続いていたので、お寺のお堂の屋根の下を借りて昼ごはんにしました。風はほとんどありませんでしたが、空気が冷えきっています。熱いラーメンを作って食べました。
雪は昼ごろにはやみ、太陽が顔を出しました。登りのときは降ったばかりの雪を踏んでいったのですが、溶けるのは早く、下山時には日当たりのいいところでは、もう雪はありませんでした。下山後は近くにある「よい温泉」へ行って温まりました。
<予兆>
アイデアがふとどこからかやってくる
それは雑誌の1ページだったり
どこかのホームページに貼ってある動画だったり
誰かの一言だったり
あるいは空中を漂っている何かだったり
夢の中の場面だったり
それを意識の中の3D画面であちこち遊ばせる
その時間が好き
リアルなものに結実していくか
意識の中だけで蒸発してしまうか
それはまだわからない
しかしそれは確実に
何かの予兆であり
予兆は現実よりも楽しいものなのだ
処女雪に足跡残し頂へ 優嵐
成人の日の10日は、兵庫50山のひとつ、宍粟市山崎町の長水山(ちょうずいさん)に登ってきました。標高584mの低い山ですが、頂上には播磨の豪族赤松氏が築いたとされる山城がありました。現在も石垣が残っています。城主宇野祐清のとき、天下統一を目指す織田信長の配下であった羽柴秀吉に滅ぼされました。
山城のある山は例外なく眺望に恵まれています。ここもお天気がよければ四国まで望めるのですが、10日の午前中は雪が舞いました。麓の伊水小学校に車を停め、そこから登っていきました。積雪は数センチほどでしたが、雪の中を登ることはめったになく、新鮮な思いがしました。このコースは登山道が丸太で補強された階段状になっており、問題なく登ることができました。
木々の枝に積もった雪が樹氷のように見えます。頂上には戦で亡くなった武士を弔うために建てられたという日蓮宗信徳寺があり、その手前には民家があります。お寺の母屋だということで、住んでおられる方の姿がありました。車が登れるような道路はなく、普段の買物などはどうされているのだろう、と不思議に思いました。
細かな雪が降り続いていたので、お寺のお堂の屋根の下を借りて昼ごはんにしました。風はほとんどありませんでしたが、空気が冷えきっています。熱いラーメンを作って食べました。
雪は昼ごろにはやみ、太陽が顔を出しました。登りのときは降ったばかりの雪を踏んでいったのですが、溶けるのは早く、下山時には日当たりのいいところでは、もう雪はありませんでした。下山後は近くにある「よい温泉」へ行って温まりました。
<予兆>
アイデアがふとどこからかやってくる
それは雑誌の1ページだったり
どこかのホームページに貼ってある動画だったり
誰かの一言だったり
あるいは空中を漂っている何かだったり
夢の中の場面だったり
それを意識の中の3D画面であちこち遊ばせる
その時間が好き
リアルなものに結実していくか
意識の中だけで蒸発してしまうか
それはまだわからない
しかしそれは確実に
何かの予兆であり
予兆は現実よりも楽しいものなのだ