□◆□…優嵐歳時記(2464)…□◆□
薄氷に真昼の光明るく差す 優嵐
薄氷(うすらひ)とは、春先のごく薄く張る氷、または解け残った薄い氷を意味します。万葉時代からある古い言葉です。火曜日に増位山の放生池に行ってみると、半分氷が残っていました。立つ位置によって太陽の光の反射が変わり、周りの木々からは溶けた雪がときどき水面に落ちることもあって、微妙な美しさでした。
水曜日はいいお天気でしたが、木曜はお天気が崩れました。周期的にお天気が変化するようになるのも春らしいことです。午後六時近くなってもまだ明るさが残っているようになり、日が長くなっています。
<違和感>
掌を合わせて指を組んでみる
どちらの親指が上にくるだろう
その指をほどいて
反対の親指が上にくるように組みなおしてみる
指がずれているような感覚があるだろう
腕組みをしてみる
どちらの腕が上にくるだろう
その腕をほどいて
反対の腕が上にくるように組みなおしてみる
よく考えないと組めないのではないか
たった二本の腕の些細な動作にさえ
こんな違いが生まれる
どちらが正しいわけでも間違っているわけでもない
ただ逆のものには違和感を覚えるだけ
薄氷に真昼の光明るく差す 優嵐
薄氷(うすらひ)とは、春先のごく薄く張る氷、または解け残った薄い氷を意味します。万葉時代からある古い言葉です。火曜日に増位山の放生池に行ってみると、半分氷が残っていました。立つ位置によって太陽の光の反射が変わり、周りの木々からは溶けた雪がときどき水面に落ちることもあって、微妙な美しさでした。
水曜日はいいお天気でしたが、木曜はお天気が崩れました。周期的にお天気が変化するようになるのも春らしいことです。午後六時近くなってもまだ明るさが残っているようになり、日が長くなっています。
<違和感>
掌を合わせて指を組んでみる
どちらの親指が上にくるだろう
その指をほどいて
反対の親指が上にくるように組みなおしてみる
指がずれているような感覚があるだろう
腕組みをしてみる
どちらの腕が上にくるだろう
その腕をほどいて
反対の腕が上にくるように組みなおしてみる
よく考えないと組めないのではないか
たった二本の腕の些細な動作にさえ
こんな違いが生まれる
どちらが正しいわけでも間違っているわけでもない
ただ逆のものには違和感を覚えるだけ