□◆□…優嵐歳時記(2525)…□◆□ 【春の海】
釣り人を並べて光る春の海 優嵐
今日は二十四節気の「穀雨」です。昨日はお昼ごろから雨が降ったりやんだり、気温も低くちょっと遅めの花冷えという感じになりました。周囲の山からはほぼ桜の色が消えました。これからゴールデンウィークごろまでの山は日ごと萌え出した若葉の色でめざましく変わっていきます。生命のエネルギーに溢れたその色を見るのが好きです。
今日の句は日曜日に見た須磨海岸の様子を詠んだものです。JR線は明石から須磨にかけて海沿いを走ります。日曜日は暖かくいいお天気で、大勢の釣り人の姿が見えました。明石海峡大橋、淡路島、沖をゆく船などいつ見ても何度見ても飽きない光景です。
<リスク>
原子力発電と火力発電を
航空機事故と自動車事故のようなものだと
言った人がいる
ひとたび事故が起こると
航空機事故は大ニュースになる
しかし世界中で亡くなる人の数は
圧倒的に自動車事故が多い
二つの発電方法も同じだ
原子力発電には放射能というリスクがある
火力発電をおこなうためには
地下資源を掘り出す必要があり
その過程で多くのリスクがある
炭鉱の落盤事故、原油流出事故
環境汚染、化学物質による疾病の危険性
それらを総合して原子力発電と比較したら
果たして人類にとってどちらが危険か
これを判断できる基準は無い
客観的な数字というものは無いからだ
科学的根拠も結局現時点での推察にすぎない
何をより「危険」とみなすかは人それぞれ
発電は安定したものでなければならない
私たちは電気によって生きているのだから
もし発電が不安定になれば日本列島で
一億二千万もの人間が暮らしていくことはできない
電気によってものを作り
それを売って食糧を買っている
電気によって公衆衛生を保ち
医療・福祉・教育をおこなっている
福島原発の事故によって喉元に
つきつけられているのはこの事実だ
リスクのない発電は無く
発電の無い現代社会は無い
原子力発電に封印をすることによって
私たちは次にどのようなリスクをとるのかを
考えなければならない
その道はとても細く険しい
しかし後戻りは出来ない

釣り人を並べて光る春の海 優嵐
今日は二十四節気の「穀雨」です。昨日はお昼ごろから雨が降ったりやんだり、気温も低くちょっと遅めの花冷えという感じになりました。周囲の山からはほぼ桜の色が消えました。これからゴールデンウィークごろまでの山は日ごと萌え出した若葉の色でめざましく変わっていきます。生命のエネルギーに溢れたその色を見るのが好きです。
今日の句は日曜日に見た須磨海岸の様子を詠んだものです。JR線は明石から須磨にかけて海沿いを走ります。日曜日は暖かくいいお天気で、大勢の釣り人の姿が見えました。明石海峡大橋、淡路島、沖をゆく船などいつ見ても何度見ても飽きない光景です。
<リスク>
原子力発電と火力発電を
航空機事故と自動車事故のようなものだと
言った人がいる
ひとたび事故が起こると
航空機事故は大ニュースになる
しかし世界中で亡くなる人の数は
圧倒的に自動車事故が多い
二つの発電方法も同じだ
原子力発電には放射能というリスクがある
火力発電をおこなうためには
地下資源を掘り出す必要があり
その過程で多くのリスクがある
炭鉱の落盤事故、原油流出事故
環境汚染、化学物質による疾病の危険性
それらを総合して原子力発電と比較したら
果たして人類にとってどちらが危険か
これを判断できる基準は無い
客観的な数字というものは無いからだ
科学的根拠も結局現時点での推察にすぎない
何をより「危険」とみなすかは人それぞれ
発電は安定したものでなければならない
私たちは電気によって生きているのだから
もし発電が不安定になれば日本列島で
一億二千万もの人間が暮らしていくことはできない
電気によってものを作り
それを売って食糧を買っている
電気によって公衆衛生を保ち
医療・福祉・教育をおこなっている
福島原発の事故によって喉元に
つきつけられているのはこの事実だ
リスクのない発電は無く
発電の無い現代社会は無い
原子力発電に封印をすることによって
私たちは次にどのようなリスクをとるのかを
考えなければならない
その道はとても細く険しい
しかし後戻りは出来ない
