□◆□…優嵐歳時記(2725)…□◆□
冬に入る卵ひんやり手の中に 優嵐
暑いと感じるほど気温の高い日が続いていましたが、立冬の夕方から少し気温が冬らしいものになってきました。アートワークの合宿研修での気づきについてもう少し書きます。書くことによって自分が気づいたことをさらに確認することができます。また時には書きながら初めて気づくということもあります。言葉の持つ力にはいつも驚きます。
しかし、それと同時に言葉はしょせん言葉だということも今回の合宿で気づいたことでした。言葉は有効なツールですが、すべてを説明することはできません。リアルな世界を説明する地図のようなものです。その点では、科学も数字もありとあらゆる人間のツールは一種の地図です。それで世界のすべてを説明することはできません。
言葉を追いかけるあまり、地図と現実世界を取り違えることのないようにしなければと思いました。リアルな世界は地図のように一面的でわかりやすいものではありません。もっと多面的で不可思議で、人間はその一部を見ているにすぎません。だからこそ「すべてはOK」なのであり、偶然は無いのです。
今回の合宿では、いくつかシンクロニシティのような体験をしました。こういうことに気づき始めたのは2009年の春からです。誰もがこういうことにずっと出会いながら生きているはずですが、こちらに受け取る準備ができていなければ流れていってしまうものだろうと思います。
岡山へ車で向かう時、山陽自動車道の降り口を通り越してしまいました。どうもまずいことになったと思いつつ吉備SAに入りました。道路情報サービスで確認しようと思ったからです。車を停めて建物に入ろうとしたとき、近くのスピーカーから『六本木心中』が流れてきました。それを聞いて「よし、大丈夫」と思いました。
『六本木心中』は坂井泉水さんがデビュー前にビーイングのオーディションで歌った曲です。2009年春の大きな心理的転換のきっかけにZARDの音楽がありました。なぜなのか、それは今でもわかりません。人に説明しようにもこんな変な話があるだろうかと自分でも思うほどですから、うまく説明できません。しかし、それ以後彼女は私にとっては「導き手」なのです。
実際、その後無事研修会場に遅刻することもなく到着できました。そして、わざわざ降り口を間違って吉備SAに入ったことが、結果的に帰路で全く別のことに対して助けになりました。ここでも偶然は無い、と思いました。
また、研修に持っていったバッグのポケットからオリエンテーリング用のコンパスが出てきました。以前、アウトドアの遊びに出かけるときに使っていたバッグのひとつで、コンパスを入れ忘れていたのでしょう。しかし、ここで「コンパス」か、と思いました。コンパスが象徴するものを考えると、何か感慨深いものがあります。
冬に入る卵ひんやり手の中に 優嵐
暑いと感じるほど気温の高い日が続いていましたが、立冬の夕方から少し気温が冬らしいものになってきました。アートワークの合宿研修での気づきについてもう少し書きます。書くことによって自分が気づいたことをさらに確認することができます。また時には書きながら初めて気づくということもあります。言葉の持つ力にはいつも驚きます。
しかし、それと同時に言葉はしょせん言葉だということも今回の合宿で気づいたことでした。言葉は有効なツールですが、すべてを説明することはできません。リアルな世界を説明する地図のようなものです。その点では、科学も数字もありとあらゆる人間のツールは一種の地図です。それで世界のすべてを説明することはできません。
言葉を追いかけるあまり、地図と現実世界を取り違えることのないようにしなければと思いました。リアルな世界は地図のように一面的でわかりやすいものではありません。もっと多面的で不可思議で、人間はその一部を見ているにすぎません。だからこそ「すべてはOK」なのであり、偶然は無いのです。
今回の合宿では、いくつかシンクロニシティのような体験をしました。こういうことに気づき始めたのは2009年の春からです。誰もがこういうことにずっと出会いながら生きているはずですが、こちらに受け取る準備ができていなければ流れていってしまうものだろうと思います。
岡山へ車で向かう時、山陽自動車道の降り口を通り越してしまいました。どうもまずいことになったと思いつつ吉備SAに入りました。道路情報サービスで確認しようと思ったからです。車を停めて建物に入ろうとしたとき、近くのスピーカーから『六本木心中』が流れてきました。それを聞いて「よし、大丈夫」と思いました。
『六本木心中』は坂井泉水さんがデビュー前にビーイングのオーディションで歌った曲です。2009年春の大きな心理的転換のきっかけにZARDの音楽がありました。なぜなのか、それは今でもわかりません。人に説明しようにもこんな変な話があるだろうかと自分でも思うほどですから、うまく説明できません。しかし、それ以後彼女は私にとっては「導き手」なのです。
実際、その後無事研修会場に遅刻することもなく到着できました。そして、わざわざ降り口を間違って吉備SAに入ったことが、結果的に帰路で全く別のことに対して助けになりました。ここでも偶然は無い、と思いました。
また、研修に持っていったバッグのポケットからオリエンテーリング用のコンパスが出てきました。以前、アウトドアの遊びに出かけるときに使っていたバッグのひとつで、コンパスを入れ忘れていたのでしょう。しかし、ここで「コンパス」か、と思いました。コンパスが象徴するものを考えると、何か感慨深いものがあります。